このページは、「神経痛の症状には頭痛が存在する!後頭神経痛の原因と対策を徹底解説!」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
毎日の生活で「頭が痛い」や「頭痛持ち」で苦しんでいる人は少なくないと思います。
慢性的な頭痛には、さまざまな要因があります。
しかし、実は神経痛が頭部に現れることもあるということを知っていますか?
ただの頭痛と思っていた頭痛が、実は神経痛だったということもあるくらい、頭部の神経痛は身近な病気です。
では、頭部の神経痛は、どのようにして生じて、どのようにして対策すると良いのでしょうか?
頭部に生じる神経痛の原因と対策を知ることが大切です。
また、頭痛は神経痛以外にも様々な要因があり、中には重大な病気が隠されている可能性も少なくありません。
長期的に頭痛に悩まされている方や痛みが激しい場合は、すぐに医師に相談しましょう。
では、「神経痛の症状には頭痛が存在する!後頭神経痛の原因と対策を徹底解説!」について詳しく解説していきます。
1.頭痛を起こす神経痛は「後頭神経痛」がある!
頭痛に悩まされている方の中には、片頭痛や緊張型頭痛といった最も一般的な2種類の頭痛持ちの方が多いといわれています。
次に多いといわれているのが、「後頭神経痛」と呼ばれる神経痛による頭痛です。
後頭神経痛とは、名前の通り後頭部にある大後頭神経という神経が通っており、大後頭神経が原因となって頭痛を発症することがあります。
神経痛というと肩から腕の上腕神経や坐骨神経、顔周りの三叉神経が有名です。
大後頭神経は、痛みが現れることでも知られていますが、頭痛の要因になる頭に神経が通っているということは意外と知られていません。
後頭神経痛は、片頭痛のように片側にのみ起きるものとも、緊張型頭痛のように頭を締め付けられるような痛みとも異なり、耳後ろから頭頂部辺りにかけて痛みが発生して、場合によっては痛みが起こるたびに微妙に頭痛の位置がズレることも特徴といわれています。
痛みの度合いは、個人差も大きく、この辺りは普通の神経痛と同様です。
悪化すると動けなくなるような痛みを感じる人もいたり、ちょっと痛むかなという程度の人もいます。
また、神経に沿って後頭部を押すと痛みを感じるのも特徴です。
2.後頭神経痛になりやすい人とは?
後頭神経痛は、どんな人がかかりやすいのでしょうか?
後頭神経痛にかかる要因は、大きく分けて二つあるといわれています。
(1)姿勢
(2)ストレス
(1)姿勢
現代人は、パソコン(PC)を使ったデスクワークが多かったり、余暇にスマートフォン(スマホ)やテレビをじっと見るような姿勢をとることが多くなっています。
人によっては、毎日ほとんどの時間ずっと同じ姿勢でいるという方もいると思います。
デスクワークをしている時に正面を向いて正しい姿勢で作業をしていれば、身体には負担はかかりません。
しかし、首をひねったり体をひねったりしながら同じ姿勢を維持していると、身体に歪みが生じます。
後頭神経痛は、身体は正面で首をひねったような姿勢をとりつづけていると、大後頭神経が刺激されて生じることがあります。
普段あまり正しい姿勢を意識していないという方は、ぜひ正しい正面を向いた姿勢をとるように心がけるようにしましょう。
(2)ストレス
ストレスも神経痛の要因です。
ストレス過多になると、交感神経が優位の状態になり自律神経が乱れて、身体が常に緊張状態をキープするようになります。
神経も刺激を受けやすくなるため、神経痛が生じやすくなるのです。
後頭神経痛は、多くの場合このような姿勢の悪さと、ストレスによって生じると考えられています。
また、天候や気圧が関係しているという考えもあるので、もともと神経痛が起きやすいような状態の人にとっては、天候の差によって痛みが現れる現れないが変わるということもあるかもしれません。
3.後頭神経痛の判断方法とは?
後頭神経痛は、他の頭痛と比べると異なる痛みがあります。
後頭神経痛は、後頭部の耳後ろから頭頂部あたりにかけて痛みが発生するという特徴があることに加えて、後頭部の耳後ろから頭頂部あたりを指で押すと痛みがおこるというのも特徴です。
病院で診察を受ける場合も後頭部の耳後ろから頭頂部あたりにかけて痛みの情報をもとに後頭神経痛が推測されていきます。
しかし、後頭部の頭痛は、他にも重大な病気を示すサインであることがあるので、痛みの程度や頻度によってはMRI検査などで、他の病気が隠れていないか精密な検査を行ってから診断されることもあります。
いずれにせよ頭部の痛みは、自己判断するのが危険な場合もあります。
慢性的に頭痛に悩まされていて過去に診察を受けている方はともかく、もし突然痛みに襲われた場合は注意が必要です。
4.後頭部の痛みがその他の病気を引き起こす可能性がある!
後頭部に起こる痛みは、他にどんな病気の可能性が隠れているのかを知っておくことが大切です。
後頭部の痛みを全て後頭神経痛と判断してしまうのは危険です。
なぜなら後頭神経痛以外の後頭部の痛みが生じる病気は、命にも関わるより危険なものであることがあるからです。
(1)脳腫瘍
(2)くも膜下出血
(3)変形性頸椎症
(1)脳腫瘍
脳腫瘍が出来ると、頭の全体や一部に痛みや重さを感じるようになります。
腫瘍の成長とともに違和感は増大していきます。
脳腫瘍は、後頭部に痛みが生じることもあるので、初期状態であれば、場合によっては後頭神経痛と勘違いしてしまうこともあります。
後頭神経痛の診察の時には、念のため脳腫瘍を疑うべき病気の一つだといえます。
(2)くも膜下出血
くも膜下出血は、よく後頭部をバットで殴られたような激痛が走ると表現される病気です。
くも膜下出血がおこるとちょっとした頭痛では済まされない痛みが伴うので、基本的には勘違いする余地のない病気だといえます。
しかし、くも膜下出血の度合いによって痛みの現れ方が異なるので、後頭部に走る激痛には注意が必要といえます。
(3)変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)
変形性頸椎症は、頸椎の椎間板が老化や疲労によって変形して、骨同士がぶつかることで首回りの違和感や神経痛が生じる病気です。
変形性頸椎症は、悪化すると手足のしびれを伴うこともあり、適切な処置が望まれる病気です。
首回りに違和感が現れる上、後頭神経痛と同様神経痛の痛みを感じることがあるので、変形性頸椎症の程度によっては、後頭部の違和感と混同してしまう危険性があると考えられています。
5.後頭神経痛の対策と治療方法とは?
後頭神経痛に関わらず神経痛の多くは、スレトスや疲労といったものが根本原因となっていることが多いので、神経痛を緩和するためには、まずストレスと疲労の要因を排除していくことが根本的な原因の解決につながります。
しかし、忙しい日々の中で、なかなか体も心も完全にリラックスさせて体力を回復させる時間をとることが難しく、痛みが原因でよりストレスや疲労を蓄積させることにもなりかねません。
忙しくて時間がない時は、鎮痛剤や神経ブロック注射といった手段で、比較的簡単に痛みを和らげることが可能です。
とにかく痛みを緩和したいという方は、医師に相談して、薬物療法や神経ブロック注射を検討してみても良いかもしれません。
6.「神経痛の症状には頭痛が存在する!後頭神経痛の原因と対策を徹底解説!」まとめ
「神経痛の症状には頭痛が存在する!後頭神経痛の原因と対策を徹底解説!」について解説してきました。
神経痛が頭にも起こるなんてと思った方も多いかもしれません。
確かに、頭痛と神経痛は、あまり関係のないもののように思いますが、頭にも神経は通っているので、神経痛が起こりえる可能性は十分にありえます。
現代人の生活スタイル上、後頭神経痛に悩まされている方は、昔よりも多いのではないかと推測されます。
今後もますます後頭神経痛に悩まされる方は増えていくかもしれません。
後頭神経痛自体は、痛みがひどければ薬や注射で軽減することもできます。
大切なことは、後頭部の痛みが神経痛なのか、もしくは神経痛以外の重大な病気が原因なのかを判断することです。
最終的な判断は、医師のもと、場合によっては精密検査を経ないと判断できない場合もあります。
あまりに長く続く後頭部の違和感や激しい痛みを感じる場合は、すぐに医師に相談してみることが重要です。
後頭神経痛に限らず、頭痛は多くの方が悩まれている症状です。
頭痛の症状が辛い場合は放っておかずに、対策を練ったり、病院へいって薬や治療を施してもらうくらいの余裕を持つことも大切なことです。
最終的には、自分の身体は自分で守ることが大切です。
最後におさらいとして、「神経痛の症状には頭痛が存在する!後頭神経痛の原因と対策を徹底解説!」に要点をまとめてみます。
■後頭神経痛にかかる要因
(1)姿勢
(2)ストレス
■後頭神経痛は、後頭部の耳後ろから頭頂部あたりにかけて痛みが発生するという特徴があることに加えて、後頭部の耳後ろから頭頂部あたりを指で押すと痛みがおこるというのも特徴がある。
■後頭部の痛みがその他の病気を引き起こす可能性がある!
■後頭神経痛以外の後頭部の痛みが生じる病気
(1)脳腫瘍
(2)くも膜下出血
(3)変形性頸椎症
■神経痛を緩和するためには、まずストレスと疲労の要因を排除していくことが根本的な原因の解決につながる!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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