ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？副作用はあるのか？ | ノコギリヤシ効果効能解説まとめ

このページは、「ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？副作用はあるのか？」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

ノコギリヤシは、前立腺や尿のトラブル、抜け毛・薄毛・ハゲ、精力増強などのサプリメントに含まれている成分になります。

腎臓は、体内の有毒な物質を無毒化して、体外に排出する処理を行い、健康を維持するために重要な器官の一つとして知られています。

腎臓機能が低下してしまうと、私たちの体には、様々な悪影響を及ぼします。

腎臓機能を向上させるためには、色々な成分を摂取する中で、ノコギリヤシが良いといわれています。

ノコギリヤシと腎臓には、密接な関係があるということを知られていないと思います。

では、「ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？副作用はあるのか？」について詳しく解説していきます。

１.そもそも腎臓はどんな働きをしているのか？

腎臓は、腰の上のお腹の後ろ側に左右に一つずつ存在していて、そら豆の形と形容されることがあります。

腎臓は、体内で老廃物や不要な水分を取り込み、体外へ尿として排出する働きを主にしています。

腎臓には、体外への排出以外にもイオンバランスの調節や造形ホルモン(エリスロポエチン)の産生、カルシウムの吸収率を促進する働きがあります。

■腎臓機能が低下している指標となる成分は「クレアチニン」

筋肉を運動させるためのエネルギー源として、クレアチンと呼ばれている物質が代謝されるのですが、その代謝の際にクレアチニンと呼ばれる物質が生成されます。

クレアチニンは、老廃物として扱われますので、腎臓に送られて尿として排出されます。

腎臓が正常に働いている場合は、クレアチニンが腎臓の中の毛細血管が球状になった部位である糸球体で、ろ過された後は、毛細血管へほとんど再吸収されずに尿中に含まれて排出されます。

腎臓機能が低下していると、クレアチニンがろ過しきれずに血液中に溶け込んでしまうので、血液検査によってクレアチニン値が高い場合に、腎臓機能が低下している指標とすることができます。

２.ノコギリヤシ自体の効果とは？

ノコギリヤシは、北米南東部のヤシ科の植物(ハーブ)の一種になります。

ノコギリヤシは、別名で「ノコギリパルメット」や「ソウパルメット」とも呼ばれていて、高さが2〜4m程度のやしの中では小さい方です。

ノコギリヤシは、45cm〜1mに広がるノコギリ状の特徴的な葉を持っています。

ノコギリヤシの葉は、細かく鋭いトゲに覆われていて、触ると皮膚を傷つけることもあります。

アメリカ西南部が原産で、インディアンは古来より滋養強壮や尿トラブルの治療として使用していて、今では全世界で抽出エキスを使って活用されている植物となっています。

■ノコギリヤシには前立腺肥大を抑制する効果が期待できる！

ノコギリヤシに期待されている効果の一つとして、前立腺肥大を抑制する役割があります。

前立腺肥大は、加齢とともに多く見られる病気で、膀胱の下部にあるクルミほどの大きさで、男性のみに存在している臓器になります。

前立腺が肥大することによって、尿が出ない、残尿感を感じる、尿が出づらいといった困った症状を引き起こします。

この症状は、男性ならではの頭を抱える排尿障害の悩みの原因は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が影響していると言われています。

ジヒドロテストステロン(DHT)は、前立腺細胞を増殖する働きを持っているので、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成されればされるほど前立腺が大きくなり、排尿する器官を狭めて排尿障害を引き起こします。

しかし、ノコギリヤシは、ジヒドロテストステロン(DHT)の前段階であるテストステロンと呼ばれている男性ホルモンと5αリダクターゼと呼ばれている酵素の結合を阻害して、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成量を抑制する働きを持っています。

ジヒドロテストステロン(DHT)の生成量を抑制する働きによって、前立腺細胞の増殖を抑えて排尿をスムーズにさせます。

３.ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？

ノコギリヤシと腎臓機能の関係があるのかというと、尿の排出にあります。

ノコギリヤシが「どのように腎臓機能に関係していくのか？」について解説していきます。

(１)前立腺肥大になると尿の排出が困難になる！

前立腺肥大になってしまうと、尿の排出が困難になってしまい、尿の出る量が少なくなって、何度もトイレに向かってしまう頻尿状態が続きます。

ひどい状態になると、尿が膀胱内に溜まっているにも関わらず、出てこない尿閉と呼ばれる症状を引き起こしてしまいます。

尿には、クレアチニン以外にも老廃物や毒素が含まれているので、大腸菌のようなバクテリアも存在しています。

本来は、膀胱から腎臓へと尿が逆流しないように弁がありますが、排尿障害によって常に尿が溜まってしまうと、逆流のリスクを高めてしまいます。

排尿障害になることで、腎臓に毒素や菌が感染して、腎臓機能が低下するだけではなく、腎炎などの病気に発展する恐れがあります。

尿を我慢することは良くないといえますが、実際にその通りであり、自然に我慢することを強いられる前立腺肥大による排尿障害は非常に危険です。

(２)前立腺肥大による排尿障害はノコギリヤシを摂取することで改善に役立つ！

前立腺肥大症を防ぐためには、ノコギリヤシを摂取してジヒドロテストステロン(DHT)の生成量を抑制する必要があります。

腎臓は、一度悪くなってしまうと、元には戻りませんので、腎臓機能が低下するリスクを下げるために、関連性のある前立腺肥大を抑制して、尿をスムーズに出せるようにしましょう。

４.ノコギリヤシに副作用はあるのか？

ノコギリヤシ自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

(１)血圧の低下

ノコギリヤシの過剰摂取によって、低血圧を引き起こす可能性があります。

普段から低血圧に悩んでいる人は、過剰摂取しないように特に注意しましょう。

(２)脱毛

ノコギリヤシの育毛効果によって初期脱毛という症状が現れる可能性があります。

初期脱毛とは、育毛効果により新しい毛が生えてくることで、古い毛が抜けることです。

毛が抜けるので、薄毛やハゲになるのではないかと心配することも多いですが、あくまでも新鮮な髪の毛が生えてきている証拠なので、副作用とも言えませんし心配する必要もありません。

５.ノコギリヤシの目安摂取量と上限摂取量はどのくらい？

日本では、ノコギリヤシの摂取量は決められていません。

しかし、欧州の前立腺に対する効果を測定した臨床試験では、ノコギリヤシの1日あたりの目安摂取量320mgになります。

また、欧州では、ノコギリヤシは医薬品として使われているので、安全な摂取量が320mgと言えます。

ノコギリヤシの上限摂取量になりますが、男性型脱毛症(AGA)の男性が1日あたり400mgを摂取して、効果が得られたとする論文もあります。

このことから、ノコギリヤシの上限摂取量は1日400mgとするのが妥当といえます。

６.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

(１)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(２)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(３)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

＞＞＞「前立腺肥大・頻尿・残尿感に効果があるノコギリヤシのサプリメント比較ランキング」

７.「ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？副作用はあるのか？」まとめ

「ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？副作用はあるのか？」について解説してきました。

最後におさらいとして、「ノコギリヤシは腎臓機能の改善に効果的なのか？副作用はあるのか？」に要点をまとめてみます。

最後までお読みいただきありがとうございました！