オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？副作用はあるのか？ | オルニチン効果効能解説まとめ

このページは、「オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？副作用はあるのか？」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

オルニチンは、シジミに含まれていることで有名な栄養素になります。

特に、お酒の飲み過ぎや二日酔いに対する効果のメカニズムは、他の二日酔い予防・対策薬(栄養素)と異なります。

オルニチンは、システイン(シスチン)・クルクミン・アラニン・セサミンのように、アルコールやアセトアルデヒドの分解を促進する成分ではありません。

オルニチンは、お酒の飲み過ぎや二日酔い、アルコールに対してオルニチン独自の効果とメカニズムがあります。

オルニチン独自の効果とメカニズムを持っているため、他の栄養素と併用することで、二日酔いの予防がより効果的に発揮してくれます。

では、「オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？副作用はあるのか？」について詳しく解説していきます。

１.そもそもオルニチンとは？

オルニチンといったらシジミとい思われがちですが、オルニチン自体は体内で産生されるアミノ酸の一種である「遊離アミノ酸」です。

オルニチンは、私たちの体内で作られているため、食品(食材)から摂取する以外に、たんぱく質を構成するアルギニンという物質を摂取することで、体内で生合成することもできます。

アルギニンは、アルギナーゼによって加水分解(化合物が水と反応することによって起こる分解反応、別名で水解とも呼ばれている)されて、オルニチンと尿素に分解させれます。

シジミやオルニチンを多く含んでいる食品(食材)を食べないと、オルニチン不足になるということはありません。

また、オルニチンは、必須アミノ酸でもないので、毎日必ず摂取する必要もありません。

しかし、オルニチンには、お酒の飲み過ぎや二日酔いの解消をはじめ、様々な効果を持っています。

２.オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？

オルニチンには、お酒の飲み過ぎや二日酔いに効果あります。

オルニチンが、お酒の飲み過ぎや二日酔いに効果がある理由について解説していきます。

(１)二日酔いに対する効果と効能

オルニチンは、お酒の飲み過ぎや二日酔いによって発生する疲労・目覚めの不快感・睡眠不足に効果があります。

2013年日本で行われたキリンホールディングス株式会社の研究によると、11名のお酒に弱い人(アセトアルデヒド脱水素酵素欠損症を有する人)に対して、飲酒30分後にオルニチンを摂取し、翌朝の目覚めを調査したところ、プラセボ群(偽薬群・無知療群)と比較して、目覚めの疲労感・不快感(怒り・混乱)などが減少したほか、睡眠の長さの改善が見らたという研究結果があります。

(２)二日酔いを解消するメカニズム

2013年日本で行われたキリンホールディングス株式会社の研究において、『オルニチン摂取群とプラセボ群(偽薬群・無知療群)の間に、アルコール代謝速度の差は見られなかった。』と発表されていて、オルニチンの二日酔いに対する効果は、アルコール代謝の促進やアセトアルデヒド分解を早める効果ではありません。

オルニチンが、二日酔いに効果があるのは、オルニチンによる「アンモニア除去」が関わっていると考えられています。

オルニチンは、オルニチンサイクル(尿素回路)における律速段階(反応速度論)である、有害物質であるアンモニアを減少させて、無毒化した尿素を増加させます。

アルコールの摂取によって、代謝過程でアンモニアを増加することで、脳や骨格筋にアンモニアを蓄積させてしまうことで、体全体の疲労感につながります。

オルニチンには、アルコールによって増えるアンモニア除去速度を早めることによって、二日酔い時の疲労感を解消してくれます。

(３)肝臓保護に対する効果

毒性であるアンモニアは、血中アンモニア濃度が高いと肝臓を傷つけてしまいます。

オルニチンは、アスパラギン酸と併用して摂取することで、アンモニアと肝臓に関係のある肝硬変・高アンモニア血症・肝性脳症(肝臓と血中アンモニア濃度の増加による認知機能低下などの症状)の治療に活用されています。

ドイツで行われた研究によると、126名の患者に対して、オルニチンとアスパラギン酸を静脈投与したところ、プラセボ群(偽薬群・無知療群)と比較して、静脈アンモニア濃度が有意に減少したほか、精神状態がはるかに改善したという研究結果があります。

研究結果から、「肝硬変・肝性脳症に対して、オルニチンとアスパラギン酸は有効な治療法である。」と発表されていて、その他多くの研究で、体内アルコール濃度の減少と共に肝臓保護効果が確認されています。

ただし、ドイツで行われた急性肝不全の死亡率の改善を測定した研究では、アンモニア濃度の減少(10%程度の改善はみられるが、有意差なしと判断)によって、急性肝不全の死亡率の改善にはつながりませんでした。

３.オルニチンの優れた効果

オルニチンは、お酒の飲み過ぎや二日酔いに関わる症状だけではなく、疲労回復やストレス減少、成長ホルモンの分泌促進などにも効果があります。

(１)疲労回復の効果

身体的疲労とオルニチン投与の効果を調べた研究によると、17人の健康な人に対して、オルニチンを投与したところ、プラセボ群(偽薬群・無知療群)と比較して、主観的な疲労が減少したという結果が報告されています。

特に、女性の被験者では、主観的疲労が有意に減少しただけではなく、10秒間最大のペダリングの平均速度の低下も有意に低くなっていました。

研究結果から、「オルニチンが、エネルギー消費の効率を増加させて、アンモニアの排出を促進することによって、抗疲労作用を有することを示唆している」と発表されています。

(２)ストレス減少(コルチゾール減少)・睡眠の改善

コルチゾールは、ストレスによって増えるだけではなく、アルコール摂取によっても増加する成分になります。

オルニチンには、コルチゾールを減らす働きがあります。

52名の被験者が参加した研究によると、オルニチン(1日400mg)を摂取したグループは、プラセボ群(偽薬群・無知療群)と比較して、血清コルチゾール、コルチゾール / DHEA-S比率が有意に減少していました。

また、怒りが減少したほか、睡眠の質も改善していたという研究結果が報告されています。

研究結果から、「オルニチンの補充は、主観的および客観的にストレスを解消して、疲労に関する睡眠の質を向上させる可能性がある。」と発表されています。

(３)成長ホルモンの分泌促進(アンチエイジング・運動性能の改善)

ボディビルダーに好まれる栄養素の一つに、オルニチンとアルギニン配合のプロテインがあります。

オルニチンとアルギニン配合のプロテインが好まれている理由は、抗疲労効果以外に。成長ホルモンの分泌促進の効果があるからです。

研究によると、12名のボディビルダーにオルニチンを投与したところ、用量に関わらず成長ホルモンの分泌が増加し、特に最大用量(170mg)では、40mg、100mgと比較して大幅に増加したという研究結果の報告があります。

また、別の研究では、アルギニンとオルニチンと成長ホルモン(インスリン様成長因子を含む)の関係を調べたところ、アルギニンおよびオルニチンは成長ホルモンとIGF-1(インスリン様成長因子)を有意に増加した研究結果の報告があります。

(４)その他

その他のオルニチンの効果には、運動性能の改善や、傷や火傷を通常よりも早く回復される機能があります。

４.オルニチンを多く含んでいる食品(食材)

オルニチンが多く含まれている食品(食材)として、シジミなどの貝類・魚介類・キノコ類などがあげられます。

オルニチンが多く含まれている食品(食材)を紹介していきます。

オルニチンといったら、シジミと答える方が多いと思いますが、キノコ類のオルニチン含有量もあなどれません。

オルニチンの含有量No.1の本しめじなら、シジミの10倍以上も含まれています。

最近、コンビニやスーパーなどでよく見かけるのが、「シジミ◯◯個分のオルニチン入り！」などと表示されている加工食品です。

味噌汁やスープ類が多くありますが、インスタントラーメンにシジミが入っています。

５.オルニチンの1日の目安摂取量と上限摂取量はどのくらい？

一般的に、オルニチンの1日の目安摂取量は400mg〜1000mg程度といわれています。

シジミに含まれているオルニチンの量は100g中に10.7〜15.3mg 、本しめじでも100g中に160mg程度ですので、オルニチンを多く含む食品(食材)を組み合わせても、普段の食事からの摂取では過剰になることがほとんどありません。

むしろ、食品(食材)から1日のオルニチン目安摂取量を満たす方が難しいです。

オルニチンの上限摂取量は、1日10g以上を摂取した際に、下痢や胃痛といった症状が現れたという報告があります。

1日10g以上を摂取すると下痢や胃痛といった症状から、オルニチンの過剰摂取で重篤な副作用の症状は起こりにくいもの、軽度の消化器官系炎症が引き起こる可能性があります。

６.二日酔いに効果的なオルニチン摂取方法

オルニチンには、私たちの体に様々な効果をもたらしてくれますが、特に肝機能のサポートに優れています。

肝臓機能を高めてくれる効果が期待できるオルニチンを二日酔い対策に利用しない手はないでしょう。

オルニチンをを摂取するには、食品(食材)よりもサプリメントを利用する方が手軽で効率的に摂取できます。

では、オルニチン配合のサプリメントを摂取して、二日酔い対策をする時の「摂取タイミング」と「摂取量」について解説していきます。

■オルニチンの摂取タイミング

二日酔いの予防としてオルニチン配合のサプリメントを摂取する場合は、「お酒を飲み始める前」と「お酒を飲んでいる最中」の2回に分けてサプリメントを摂取することが最も効果的であるという実験結果が報告されています。

オルニチンは、たった一度の摂取でも二日酔い予防として効果があると考えられていますが、実は日常的に飲酒習慣のある人がサプリメントを摂取することで、疲労やストレスを軽減させる効果があることもわかっています。

日常的に飲酒習慣のある人も、飲み会などで1日だけお酒を飲み予定である人も、オルニチンの効果を十分に発揮できるように「飲酒前」と「飲酒途中」の2回に分けてサプリメントを摂取するようにしましょう。

■オルニチンの摂取量

オルニチンは、何を目的に摂取するかによって、1日の理想的なオルニチンの摂取量は異なります。

飲酒習慣のある人が、疲労やストレス軽減を目的とするのであれば、毎日400mg程度のオルニチンでも十分に効果は現れます。

飲酒習慣のない人やお酒に弱い人が、飲み会などで大量にお酒を飲む予定がある場合は、飲酒前に800mgと飲酒途中に800mgの合計1600mg程度のオルニチン量を摂取することで、二日酔いの症状をできるだけ発症させないように予防することができます。

このように、飲酒量や体質によってオルニチンの適切な摂取量が変わってくるので、自分の体質や生活習慣を見極めながら、オルニチン摂取量を調節していきましょう。

７.オルチニンに副作用があるのか？

オルニチンは、そもそも体内で生成される成分であるので、外部からのオルニチンも問題なく体内で役立つとされています。

オルニチン自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

オルニチンは1日10g以上を過剰摂取してしまうと、胃痛や下痢などの症状が現れることがあります。

８.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

(１)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(２)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(３)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

９.オルニチンのオススメのサプリメント

レバリズム-L

【しじみエキス】10mg
【牡蠣エキス】10mg
【L-シスチン】80mg
【スクワレン】10mg
【ビタミンB2】0.8mg
【ビタミンE】5.3mg
【ナトリウム】0.8mg
【有機JAS認定】記載なし
【GMP基準認定】記載なし(国内工場と記載)
【HACCP】記載なし
【プライバシー配慮】○
【１袋の内容量】90粒
【形状】ソフトカプセル
【通常価格】5,980円(税込)
【定期コース初回価格】980円(税込)
【定期コース2回目以降価格】3,980円(税込)
【レバリズム-Lの特徴】
・全て国産原料を使用しているのでとにかく高品質である。
・専門の検査機関で130項目チェックで万全の安全性がある。
・使用者の満足度97%と圧倒的な評価を獲得している。

レバリズム-Lは、肝脂肪のために摂取したい食品原料を凝縮したサプリメントです。

シジミ・牡蠣(かき)・スクワレンといった食品から、オルニチンやタウリンなど肝臓に良い成分を総合的に摂取できるのが魅力的なサプリメントです。

レバリズム-Lの原料は、全て国産の厳選されたものを使用していて、安全のために専門機関で130項目にわたって検査を実施しています。

しかし、一般的なサプリメントの安全基準としては有機JAS認定、GMP認定、HACCAP取得の確認はできませんでした。

高品質な脂肪肝サプリメントなら、レバリズム-Lがオススメです。

＞＞＞詳しくは公式サイトで【レバリズム-L】を確認しましょう！！

１０.オルニチンで翌日の辛い二日酔いから解放を狙う！

オルニチンは、肝機能を高めて二日酔い症状の原因となっている物質の代謝をサポートしてくれるので、お酒を飲む人にとってはとても心強い味方です。

お酒を飲んだ後に、シジミ汁で身体を温めるのも良いですが、オルニチン配合のサプリメントを積極的に摂取することで、翌日の辛い二日酔いから解放されることを狙いましょう。

コンビニでも手軽に購入できるオルニチン配合ドリンクは、ウコンなどにも劣らない強力な二日酔い予防に効果が期待できます。

１１.「オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？副作用はあるのか？」まとめ

「オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？副作用はあるのか？」について解説してきました。

最後におさらいとして、「オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果があるのか？副作用はあるのか？」に要点をまとめてみます。

■オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果がある！
■オルニチンがお酒の飲み過ぎや二日酔いに効果がある理由
(１)二日酔いに対する効果と効能
・二日酔いによる疲労回復
・アルコール摂取時の睡眠と長さと質の改善
・二日酔いによる目覚め時の不快感の解消
(２)二日酔いを解消するメカニズム
・アンモニアの除去
(３)肝臓保護に対する効果
・肝臓保護(アンモニア除去の効果、さらにアスパラギン酸と併用することで相乗効果が狙える。)
■オルニチンの優れた効果
●二日酔いと関係する効果
・疲労回復の効果
・ストレス減少(コルチゾール減少)
・睡眠の改善
●その他の効果
・アンチエイジング
・運動性能の改善
・創生治癒(傷の治りを早める効果)
■オルニチンが多く含まれている食品(食材)
(100g中のオルニチン含有量：オルニチン100g相当の量)
【シジミ】10.7〜15.3mg ：約35個
【ヒラメ】0.6〜4.2mg ：約1切れ
【キハダマグロ】1.9〜7.2mg：刺身7〜10切れ
【チーズ】0.8〜8.5mg：約5枚(スライスチーズ)
【えのき茸】14.0mg：約1.2袋
■オルニチンの摂取量
【1日の目安摂取量】400mg〜1000mg
【1日の上限摂取量】10g以上
■二日酔いの効果的なオルニチン摂取方法
【摂取タイミングと摂取量】
飲酒前(800mg)と飲酒後(800mg)の合計1600mg
■オルニチン自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません！
■オルニチンの過剰摂取による副作用の症状
・胃痛
・下痢
■オルニチンで翌日の辛い二日酔いから解放を狙う！
■3つの安全基準
(１)有機JAS認証
(２)GMP基準
(３)HACCP(ハサップ)
■オルニチンのオススメのサプリメント
詳しくは公式サイトで【レバリズム-L】

最後までお読みいただきありがとうございました！