このページは、「ノコギリヤシは男性の抜け毛・薄毛・ハゲに効果があるのか?副作用はあるのか?」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
ノコギリヤシは、前立腺や尿のトラブル、抜け毛・薄毛・ハゲ、精力増強などのサプリメントに含まれている成分になります。
年齢を重ねるごとに、男性にとって避けては通れない悩みの一つに抜け毛・薄毛・ハゲがあります。
M字ハゲ・頭頂部ハゲ・髪の毛が少なくなってしまう言葉を聞いただけで、気が滅入っってしまうくらい悩んでいる男性も多いと思います。
男性の抜け毛・薄毛・ハゲの悩みを改善するために、様々なサプリメントや育毛剤を試している人も多いかと思います。
ノコギリヤシが抜け毛・薄毛・ハゲに効果があるといわれています。
では、「ノコギリヤシは男性の抜け毛・薄毛・ハゲに効果があるのか?副作用はあるのか?」について詳しく解説していきます。
1.ノコギリヤシは抜け毛・薄毛・ハゲの改善に効果があるのか?
ノコギリヤシは、古くから薬効成分があるとして用いられて、尿のキレが悪い人・尿漏れ・頻尿の改善に効果があるといわれてきました。
その理由は、ノコギリヤシに含まれている成分が、前立腺肥大を抑制する作用があるとして、前立腺肥大によって排尿障害がある人の強い味方となります。
■前立腺肥大を抑制する作用が抜け毛・薄毛・ハゲの改善にも効果がある!
前立腺が肥大してしまう理由の一つとして、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が前立腺細胞を増殖させてしまいます。
ジヒドロテストステロン(DHT)は、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結合して作られます。
ジヒドロテストステロン(DHT)が前立腺へ行ってしまうと細胞を増殖させてしまうのですが、頭皮へ行くとなんと抜け毛を誘発してしまうのです。
欲しいところには増えずに、欲しくないところには増えてしまうという働きをもたらしてしまう非常に厄介なホルモンであることは間違いありません。
そこで、ノコギリヤシは、5αリダクターゼに結合することによって、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害する作用を持っているので、頭皮でのジヒドロテストステロン(DHT)の生成量を抑制して、抜け毛を予防してくれるとても嬉しい作用を持っている成分になります。
2.ノコギリヤシだけで抜け毛・薄毛・ハゲの改善と予防ができるのか?
年齢を重ねるごとに、ジヒドロテストステロン(DHT)の分泌量が増加していき、抜け毛が増えて薄毛になっていきますが、今は男性型脱毛症(AGA)と呼ばれる症状によって、若い年代でも抜け毛が増加して、ハゲてしまう人が増えてきています。
20代なのにM字や頭頂部が薄くなり始めた、そんなことがないように髪がある内から予防対策をしていきたいと思いますよね。
抜け毛が起こる薄毛は、ジヒドロテストステロン(DHT)が原因であれば、「ノコギリヤシを摂取することで、薄毛の改善と予防ができてしまうのではないか?」と考えますよね。
(1)「血行不良」
(2)「栄養不足」
残念ながら、ノコギリヤシだけでは、薄毛・ハゲを改善することは不可能に近いです。
抜け毛の原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響によるところが大きいですが、全てではありません。
ノコギリヤシは、あくまで抜け毛予防の補助的な役割という立ち位置で使用していくことが良いでしょう。
(1)薄毛・ハゲの原因は「血行不良」
薄毛・ハゲになってしまう原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響以外に、頭皮の血行不良が考えられます。
血液は、酸素や白血球・赤血球・血小板など様々な成分を運んでいますが、血液の流れにのって、各細胞に栄養素を送り届ける働きがあります。
つまり、頭皮に栄養を送る血管の流れが悪くなるだけで、栄養が送りにくくなるので、頭皮にある細胞の働きが低下してしまいます。
髪の毛の成長は、細胞の働きが活発になることで起こります。
細胞の働きが鈍くなるだけで、髪の毛を作り出すことができずに、痩せ細った抜けやすい髪の毛が作られてしまいます。
(2)薄毛・ハゲの原因は「栄養不足」
どんなに頭皮の血行を良好にしても、肝心な栄養が不足していると、丈夫な髪の毛は作られません。
特に、最近の食生活は多様を極めていますが、それだけに栄養バランスを軽視した食事をしている人が多くいます。
小腹が空いたらお菓子で満たしたり、夕食はファーストフードのハンバーガーとフライドポテトやコンビニ弁当、インスタント食品で済ましていませんか?
このような食生活を続けていると、間違いなく栄養に偏りが出てしまい、抜け毛から薄毛・ハゲと導かれてしまいます。
3.ノコギリヤシと併せて生活習慣の見直しと改善で抜け毛・薄毛・ハゲ予防の対策につながる!
ジヒドロテストステロン(DHT)以外にも薄毛・ハゲになる原因は、様々ありますので、ノコギリヤシで抜け毛を予防していきながら、髪の毛を成長できるような生活習慣を見直して改善していくことが大切になります。
血行不良を改善するためには、運動する習慣を身につけたり、栄養の偏りが出ないように野菜中心の食事を取り入れたり、ストレス発散したり、育毛剤を使って頭皮の外部からケア成分を浸透させて成長を促進したりなど、ノコギリヤシと併せて生活習慣の見直しと改善をしていきましょう。
ただ、自分の抜け毛・薄毛・ハゲの原因がどれかによって、どの方法が必要なのかを考えて実行していく必要がありますので、あなただけの生活習慣の見直しと改善を見つけて、毎日の生活の一部に取り入れるようにすると良いでしょう。
4.ノコギリヤシに副作用はあるのか?
ノコギリヤシ自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。
(1)血圧の低下
(2)脱毛
(1)血圧の低下
ノコギリヤシの過剰摂取によって、低血圧を引き起こす可能性があります。
普段から低血圧に悩んでいる人は、過剰摂取しないように特に注意しましょう。
(2)脱毛
ノコギリヤシの育毛効果によって初期脱毛という症状が現れる可能性があります。
初期脱毛とは、育毛効果により新しい毛が生えてくることで、古い毛が抜けることです。
毛が抜けるので、薄毛やハゲになるのではないかと心配することも多いですが、あくまでも新鮮な髪の毛が生えてきている証拠なので、副作用とも言えませんし心配する必要もありません。
5.ノコギリヤシの目安摂取量と上限摂取量はどのくらい?
【1日の目安摂取量】320mg
【1日の上限摂取量】400mg
日本では、ノコギリヤシの摂取量は決められていません。
しかし、欧州の前立腺に対する効果を測定した臨床試験では、ノコギリヤシの1日あたりの目安摂取量320mgになります。
また、欧州では、ノコギリヤシは医薬品として使われているので、安全な摂取量が320mgと言えます。
ノコギリヤシの上限摂取量になりますが、男性型脱毛症(AGA)の男性が1日あたり400mgを摂取して、効果が得られたとする論文もあります。
このことから、ノコギリヤシの上限摂取量は1日400mgとするのが妥当といえます。
6.安全規格を取得しているサプリメントを選び方
毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。
衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。
安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
(1)有機JAS認証
有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
(2)GMP基準
医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。
原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。
(3)HACCP(ハサップ)
HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。
継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。
>>>「前立腺肥大・頻尿・残尿感に効果があるノコギリヤシのサプリメント比較ランキング」
7.「ノコギリヤシは男性の抜け毛・薄毛・ハゲに効果があるのか?副作用はあるのか?」まとめ
「ノコギリヤシは男性の抜け毛・薄毛・ハゲに効果があるのか?副作用はあるのか?」について解説してきました。
最後におさらいとして、「ノコギリヤシは男性の抜け毛・薄毛・ハゲに効果があるのか?副作用はあるのか?」に要点をまとめてみます。
■薄毛・ハゲの原因は一つだけではない!
(1)「血行不良」
(2)「栄養不足」
■ノコギリヤシと併せて生活習慣の見直しと改善で抜け毛・薄毛・ハゲ予防の対策につながる!
■ノコギリヤシの副作用の症状
(1)血圧の低下
(2)脱毛
■ノコギリヤシの摂取量
【1日の目安摂取量】320mg
【1日の上限摂取量】400mg
■3つの安全基準
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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