ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？副作用はあるのか？ | ノコギリヤシ効果効能解説まとめ

このページは、「ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？副作用はあるのか？」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

ノコギリヤシは、前立腺や尿のトラブル、抜け毛・薄毛・ハゲ、精力増強などのサプリメントに含まれている成分になります。

男性の抜け毛・薄毛・ハゲや前立腺肥大の改善をサポートしてくれる成分として、ノコギリヤシが知られています。

ノコギリヤシに含まれている成分が、男性の抜け毛・薄毛・ハゲや前立腺肥大にとって、良い導いてくれる効果が期待できます。

さらに、古くから薬用として使用されている歴史もあるので信頼できる成分といえます。

男性にとって抜け毛・薄毛・ハゲに効果が期待できるのであれば、女性の抜け毛・薄毛・育毛にも「ノコギリヤシは効果が期待できるのではないか？」と考える女性も多いと思います。

特に薄毛は、男性だけがなる症状のようなイメージしがちですが、女性が薄毛にならないと思って、薄毛になってしまったら恥ずかしいものだという風潮があります。

では、「ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？副作用はあるのか？」について詳しく解説していきます。

１.ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？

ノコギリヤシが抜け毛・薄毛・ハゲや前立腺肥大に良いとされていますが、「ノコギリヤシの作用のメカニズムがどうなっているか？」知らなければ女性の抜け毛・薄毛・育毛に期待できるかどうかもわかりません。

■ノコギリヤシはジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する働きがある

男性の抜け毛・薄毛・ハゲの原因の一つは、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)になります。

ジヒドロテストステロン(DHT)が、頭皮にあるアンドロゲンレセプター(AR)と結合することによって、頭皮の抜け毛を引き起こします。

頭皮の抜け毛の対象は、成長途中である髪の毛や抜けそうな毛と関係なく、新しく生えてくる髪の毛よりも抜ける量が多くなってきてしまい、頭皮が薄くなってしまいます。

ノコギリヤシは、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えて、抜け毛予防に期待できるとして、髪の毛の成長を正常にしてくれる働きがあります。

■ジヒドロテストステロン(DHT)は女性にはないから効果がないのか？

ジヒドロテストステロン(DHT)は、男性ホルモンであるため、女性にはないと思いノコギリヤシを摂取しても効果がないのかと考える人がいるかもしれませんが、男性ホルモンは女性の体内でも分泌されます。

また、ジヒドロテストステロン(DHT)も例外ではなく女性にも分泌されているので、女性がノコギリヤシを摂取してもジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制して、抜け毛を予防する効果は十分に期待できます。

ただし、女性は女性ホルモンの方が優位に働いているので、男性ホルモンの影響を受けにくいということと、女性ホルモンであるエストロゲンが髪の毛の成長を促して抜け毛も予防してくれる働きがあるので、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制しても、あまり効果がないのではと考えられています。

２.ノコギリヤシの効果が期待できる女性のタイプは？

ノコギリヤシは、決して女性に効果がないという訳ではなく、抜け毛・薄毛予防に摂取しても問題はありません。

女性の中には、ノコギリヤシを摂取した方が良い効果が期待できるタイプの方がいます。

では、ノコギリヤシを摂取した方が良い効果が期待できるタイプについて解説して行きます。

(１)更年期の女性

ノコギリヤシの期待される効果は、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制することです。

つまり、男性ホルモンが優位になってしまう時に、摂取することで、働きを鈍くさせることができます。

女性の中で男性ホルモンの作用が、強くなる時期の一つが更年期です。

更年期は、子宮が閉じてしまう閉経を迎える前後の期間を指していて、更年期の期間は急激に女性ホルモンが減少してしまうので、イライラや意図しない発汗や抜け毛が多くなってきます。

ホルモンバランスが乱れていることで、自律神経が乱れてしまうため起こってしまい、イライラや意図しない発汗、抜け毛などの症状が現れますが、抜け毛に関しては、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)の影響が大きいです。

私たちの体は、ホルモンバランスが常に絶妙に整っていて、ホルモンバランスが乱れてしまうと、ホルモンバランスを安定させようと、別のホルモンが分泌されてしまいます。

閉経を迎えると女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまうので、男性ホルモンのテストステロンやジヒドロテストステロン(DHT)が生成されてしまい、ジヒドロテストステロン(DHT)だけで抜け毛が増加してしまいます。

(２)産後の女性(授乳中の女性はNG)

出産するとほとんどの女性が経験するのが産後脱毛になります。

産後は、エストロゲンが急激に減少することで、男性ホルモンが強く作用してしまうことがあります。

そこで、男性ホルモンの働きを抑制するためにノコギリヤシを摂取することで、抜け毛を抑えられるのではないかと考えられます。

しかし、産後の女性でけは例外に、ノコギリヤシを使うことはオススメしません。

ノコギリヤシを摂取した方が良いタイプといったにもかかわらず、例外というのは少し話が違うのではないかと思われるかもしれません。

妊娠中や産後の授乳中というのは、母体から摂取した栄養素が赤ちゃんに移動していきます。

特に、乳幼児(男児)におけるジヒドロテストステロン(DHT)は、生殖器の正常な成長に大きく関わってくるので、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制してしまうと、乳幼児(男児)に悪影響を与えてしまいます。

幼児(男児)に悪影響を与えてしまため、産後には女性ホルモンが減少してしまうので、ノコギリヤシを摂取して抜け毛予防をしようと考えるかもしれませんが、乳幼児(男児)に影響が出てしまうので、妊娠中や産後の授乳中の女性は控えるようにしましょう。

３.ノコギリヤシに副作用はあるのか？

ノコギリヤシ自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

(１)血圧の低下

ノコギリヤシの過剰摂取によって、低血圧を引き起こす可能性があります。

普段から低血圧に悩んでいる人は、過剰摂取しないように特に注意しましょう。

(２)脱毛

ノコギリヤシの育毛効果によって初期脱毛という症状が現れる可能性があります。

初期脱毛とは、育毛効果により新しい毛が生えてくることで、古い毛が抜けることです。

毛が抜けるので、薄毛やハゲになるのではないかと心配することも多いですが、あくまでも新鮮な髪の毛が生えてきている証拠なので、副作用とも言えませんし心配する必要もありません。

４.ノコギリヤシの目安摂取量と上限摂取量はどのくらい？

日本では、ノコギリヤシの摂取量は決められていません。

しかし、欧州の前立腺に対する効果を測定した臨床試験では、ノコギリヤシの1日あたりの目安摂取量320mgになります。

また、欧州では、ノコギリヤシは医薬品として使われているので、安全な摂取量が320mgと言えます。

ノコギリヤシの上限摂取量になりますが、男性型脱毛症(AGA)の男性が1日あたり400mgを摂取して、効果が得られたとする論文もあります。

このことから、ノコギリヤシの上限摂取量は1日400mgとするのが妥当といえます。

５.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

(１)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(２)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(３)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

＞＞＞「前立腺肥大・頻尿・残尿感に効果があるノコギリヤシのサプリメント比較ランキング」

６.「ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？副作用はあるのか？」まとめ

「ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？副作用はあるのか？」について解説してきました。

最後におさらいとして、「ノコギリヤシは女性の抜け毛・薄毛・育毛に効果があるのか？副作用はあるのか？」に要点をまとめてみます。

最後までお読みいただきありがとうございました！