ノコギリヤシは男性と女性の更年期障害の改善に効果があるのか？副作用はあるのか？ | ノコギリヤシ効果効能解説まとめ

このページは、「ノコギリヤシは男性と女性の更年期障害の改善に効果があるのか？副作用はあるのか？」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

ノコギリヤシは、前立腺や尿のトラブル、抜け毛・薄毛・ハゲ、精力増強などのサプリメントに含まれている成分になります。

年齢とともに減少してしまうホルモンの影響からなる更年期障害がありますが、一般的に女性がなるイメージがあると思われています。

閉経を迎えることによって女性ホルモンの減少のためにホルモンバランスが乱れてしまいますが、男性もテストステロンが徐々に減少してしまいます。

現在では、女性だけではなく男性も更年期障害になることがわかっていて、更年期障害のケアをしている人も増加傾向にあります。

更年期障害の改善の中にノコギリヤシを使って男性ホルモンを抑える、あるいは女性ホルモンを整えてくれるといわれています。

しかし、実際に男性と女性ともにノコギリヤシが更年期障害に効果があるのでしょうか？

それとも、どちらか一方にのみ効果があるのでしょうか？

では、これらの疑問を含めて「ノコギリヤシは男性と女性の更年期障害の改善に効果があるのか？副作用はあるのか？」について詳しく解説していきます。

１.ノコギリヤシは女性の更年期障害に効果があるのか？

ノコギリヤシには、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)を抑制する作用があるので、男性ホルモンの影響を与えることで、引き起こる女性の更年期障害のほうに効果が期待できます。

急激な女性ホルモンの分泌量の減少は、体内の男性ホルモンが優位になってしまうことを意味しています。

女性の体内で男性ホルモンが優位になると、女性ホルモンが足りない状態ながらコントロールしようとしてしまい、余計にホルモンバランスが乱れてしまいます。

そこで、ノコギリヤシを摂取することで、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制して、女性ホルモン量を調整していく流れになります。

■なぜ、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制することで女性ホルモンの調整ができるのか？

ジヒドロテストステロン(DHT)は、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという酵素に結合することによって生成されます。

ここで注目すべきホルモンは、ジヒドロテストステロン(DHT)ではなくてテストステロンになります。

テストステロンは、男性ホルモンでありながら、女性ホルモンのエストロゲンの一種であるエストラジオールという物質に変換される性質を持っています。

ノコギリヤシは、5αリダクターゼに結合してテストステロンに入り込む隙間を与えないようにすることで、自然と体内のテストステロン量が増えます。

テストステロンが増加することは、体内で不足しがちであった女性ホルモンをテストステロンから補填することができるので、ホルモンバランスを調整することができて、更年期障害の緩和に努めてくれるメカニズムになっていきます。

２.ノコギリヤシは男性の更年期障害に効果があるのか？

女性の更年期障害にとってノコギリヤシは効果的である一方で、男性の更年期障害にノコギリヤシの効果があるのでしょうか？

(１)男性の更年期障害はテストステロンの不足によって引き起こる

男性の更年期障害は、女性の更年期障害と違いテストステロンの減少によって、うつ病の状態やイライラするなどの症状が現れることを指しています。

男性の更年期障害の症状に、ノコギリヤシの作用でテストステロンが増えるかどうかがポイントになります。

ノコギリヤシには、、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで、テストステロンが多くなるので、男性の更年期障害の改善に効果が期待できます。

男性は20代前半を絶頂に、男性ホルモンであるテストステロンが減少しているにも関わらず、ジヒドロテストステロン(DHT)になる場合があるので、ノコギリヤシを摂取することでテストステロンが増えたように感じます。

実際は、テストステロンが増えたのではなくて、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制したことで、テストステロンの減少を予防したことになります。

(２)前立腺肥大症の男性には特に効果的！

男性のみの器官である前立腺は、膀胱の真下に存在するクルミほどのサイズになります。

前立腺が大きくなってしまい、排尿に関する障害が起こってしまうと、前立腺肥大症の原因として、ジヒドロテストステロン(DHT)が関係しています。

ジヒドロテストステロン(DHT)が、前立腺に進むと細胞を増殖させてしまうので、ノコギリヤシの作用によって、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制することで、前立腺肥大症の予防や改善の効果が期待できます。

前立腺は、テストステロンが不足してしまうと、血中から過剰にテストステロンを取り込んでしまいます。

過剰にテストステロンが分泌されると、前立腺内に存在する5αリダクターゼと結合して、より多くのジヒドロテストステロン(DHT)を生成してしまいます。

加齢とともにテストステロンは減少してしまうので、前立腺では余分にテストステロンを取り込んでしまう働きが強くなりますので、年齢を重ねるごとに尿が出にくくなってしまったり、夜に何度もトイレに行くといった悩みが増えてしまいます。

前立腺肥大症の原因には、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成が関わっているので、ノコギリヤシが活躍する場には、適切な効果を発揮してくれます。

３.ノコギリヤシに副作用はあるのか？

ノコギリヤシ自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

(１)血圧の低下

ノコギリヤシの過剰摂取によって、低血圧を引き起こす可能性があります。

普段から低血圧に悩んでいる人は、過剰摂取しないように特に注意しましょう。

(２)脱毛

ノコギリヤシの育毛効果によって初期脱毛という症状が現れる可能性があります。

初期脱毛とは、育毛効果により新しい毛が生えてくることで、古い毛が抜けることです。

毛が抜けるので、薄毛やハゲになるのではないかと心配することも多いですが、あくまでも新鮮な髪の毛が生えてきている証拠なので、副作用とも言えませんし心配する必要もありません。

４.ノコギリヤシの目安摂取量と上限摂取量はどのくらい？

日本では、ノコギリヤシの摂取量は決められていません。

しかし、欧州の前立腺に対する効果を測定した臨床試験では、ノコギリヤシの1日あたりの目安摂取量320mgになります。

また、欧州では、ノコギリヤシは医薬品として使われているので、安全な摂取量が320mgと言えます。

ノコギリヤシの上限摂取量になりますが、男性型脱毛症(AGA)の男性が1日あたり400mgを摂取して、効果が得られたとする論文もあります。

このことから、ノコギリヤシの上限摂取量は1日400mgとするのが妥当といえます。

５.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

(１)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(２)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(３)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

＞＞＞「前立腺肥大・頻尿・残尿感に効果があるノコギリヤシのサプリメント比較ランキング」

６.「ノコギリヤシは男性と女性の更年期障害の改善に効果があるのか？副作用はあるのか？」まとめ

「ノコギリヤシは男性と女性の更年期障害の改善に効果があるのか？副作用はあるのか？」について解説してきました。

最後におさらいとして、「ノコギリヤシは男性と女性の更年期障害の改善に効果があるのか？副作用はあるのか？」に要点をまとめてみます。

最後までお読みいただきありがとうございました！