このページは、「ロドプシンの目の役割とは?ロドプシンの再合成と暗順応の仕組みを徹底解説!」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
モノを見るときにロドプシンは、重要な働きをしています。
ロドプシンが分解されて、ロドプシンが再合成さることによって、モノを正しく認識できます。
ロドプシンの再合成が正常に働かなくなると、暗い場所でモノを認識することが難しくなる夜盲症(やもうしょう)を引き起こすことがあります。
ロドプシンの再合成には、ビタミンAやアントシアニンを摂取することで、ロドプシンの再合成を促進させることができます。
では、「ロドプシンの目の役割とは?ロドプシンの再合成と暗順応の仕組みを解説徹底!」について詳しく解説していきます。
1.ロドプシンの目の役割とは?
ロドプシンとは、網膜にある光受容器細胞の色素のことをいいます。
網膜は、目から入ってきた光を感じ取り、脳に目から入ってきた光の情報を送り届けて、視覚を得るために大きな手助けを担っています。
ロドプシンは、視覚をもたらす網膜に存在する物質のことをいいます。
ロドプシンは、たんぱく質で構成されているので、網膜に存在している視覚にとって、重要な役割を果たすたんぱく質といえます。
網膜は、光の情報を脳に送る重要な役割を果たしていますが、網膜に存在しているロドプシンこそが、光の情報を電気信号に変換して、脳に送る大切な役割を担っています。
目から入ってきた光は、角膜や水晶体を経由し屈折して、網膜にちょうどピントが合うようになっています。
目から入ってきた光の情報を脳に正しく送るために、ロドプシンは電気信号に変換します。
電気信号に変換することによって、光の情報が脳に送ることができて、最終的に視覚を得ることができます。
つまり、「モノを見る」「色を識別する」「形を識別する」ための視覚にとって、重要な役割しているのが『ロドプシン』なのです。
2.ロドプシンの再合成の仕組みとは?
ロドプシンは、目から入ってきた光を電気信号に変換して、電気信号が視神経を経由して、大脳に伝わることで視覚をもたらしてくれます。
視覚をもたらす際に、ロドプシンは分解されています。
ロドプシンは、光の刺激を受けると、自ら分化することによって、光の情を電気信号に変換することができます。
そのため、光の情報を得ると一旦ロドプシンは分解されます。
そして、分解された後、ロドプシンは短時間のうちに再合成されます。
ロドプシンが分化したままであると、次に新しい光の情報を脳に伝えることができないので、ロドプシンは分解した後すぐに再合成する仕組みになっています。
つまり、ロドプシンは絶えず分解と再合成を繰り返しことで、モノを見る手助けをしています。
3.ロドプシンの再合成にはビタミンAが必要不可欠!ビタミンA不足は夜盲症をもたらす可能性がある!
ロドプシンは、たんぱく質のオプシンとビタミンAであるレチナール(レチンアルデヒド)が結びついた構造になっています。
ロドプシンにとってビタミンAは重要な成分であり、光を感じ取るためにはビタミンAが必要です。
ロドプシンは、分解と再合成を繰り返していますが、暗い場所で少ない光を感じ取るためには、分解されたロドプシンを再合成する力が重要になります。
ロドプシンの再合成する力が劣っていると、暗い場所で光を感じ取ることが難しくなり、明るい場所うから暗い場所に移動した際に、目が慣れるまで時間がかかってしまう夜盲症になってしまいます。
ロドプシンは、たんぱく質のオプシンとビタミンAであるレチナール(レチンアルデヒド)から成り立っていて、光を受けるとたんぱく質とビタミンAとの結合が切れて分解して、暗所ではたんぱく質とビタミンAが再び結びついて再合成が行われます。
ロドプシンの再合成のとき、ビタミンAが不足していると、再合成する力がなくなってしまうので、夜盲症をもたらす可能性があります。
そのため、ロドプシンの再合成を促進するためにもビタミンAという栄養素が大切になります。
4.アントシアニンはロドプシンの再合成を促進に役立つ!
「ブルーベリーは目の健康に良い!」といわれている理由は、ブルーベリーに多く含まれているアントシアニンという色素がロドプシンの再合成を促進する働きを持っているからです。
モノを見るときは、目から入ってきた光の情報を受け取り、光の情報を電気信号に変換して、視神経を経由して脳に送り届けられるという仕組みがあります。
この仕組みにおいて、ロドプシンは分解と再合成を繰り返しています。
ロドプシンの分解と再合成が正常に働くことで、モノを正確に見ることができているのです。
しかし、分解されたロドプシンの再合成に時間がかかると、モノを正しく識別できなくなり、目がショボショボしたり、目のかすみ、視力低下などを引き起こしてしまいます。
そのため、ロドプシンの再合成を促進することは、モノを見る力を高めることにつながるので、ロドプシンの再合成を促進するアントシアニンを摂取することで、目の健康に優れた効果を発揮してくれます。
アントシアニンには、ロドプシンの再合成を促進する働きを持っていることから、目の疲れや目のショボショボ、目のかすみ、目のぼやけといった気になる目の症状を予防したり、改善してくれる効果が期待できます。
>>>関連記事「アントシアニンは目の健康に効果があるのか?副作用はあるのか?」
5.ロドプシンと暗順応の関係とは?
暗順応とは、明るい場所から急に暗い場所に入ると、目が慣れるまでモノが良く見えないことをいいます。
つまり、明る場所から暗い場所に移動した際に、モノが見えるようになるまで時間がかかってしまうことを「暗順応」といいます。
暗い場所に移動した際にモノを見れるようになるのは、ロドプシンが大きく関係しています。
光を感じ取る部分である網膜には、桿体細胞(かんたいさいぼう)と錐体細胞(すいたいさいぼう)の2種類の細胞があります。
桿体細胞は、光に対する感度が高いので、暗い場所でモノを認識することができる視細胞です。
錐体細胞は、光に対する感度が低く、色を識別することができて、主に明るい場所で力を発揮してくます。
ロドプシンは、暗い場所で力を発揮してくれる桿体細胞に含まれています。
そのため、暗い場所でロドプシンが力を発揮して、少ない光でも情報を脳に伝えて、暗い場所でもモノを見ることができるようにしてくれています。
逆にいうと、ロドプシンは、再合成が正常に働かなくなると、暗い場所を見ることが難しくなり、はっきりと見れるようになるまで時間がかかってしまうようになります。
そのため、夜間の視力は、暗い場所でも力を発揮する桿体細胞に含まれているロドプシンの合成が非常に重要になります。
もし、暗い場所でモノが見えにくいと感じている方がいるならば、ロドプシンの再合成が正常に働いていない可能性があります。
暗い場所でモノが見えにくいときは、ビタミンAやアントシアニンというロドプシンの再合成に必要な栄養素を摂取することが大切になります。
6.ロドプシンの再合成に効果的なサプリメントの選び方
ロドプシンの再合成に効果的な成分は「ビタミンA」と「アントシアニン」です。
アントシアニンをサプリメントから摂取するメリットは、毎日安定した量を摂取することができます。
アントシアニン以外にも目に良い成分が配合されているサプリメントも多く、より大きな効果が期待できます。
数多くのメーカーから目の健康に良いサプリメントが多く販売されています。
アントシアニン配合のサプリメントを選ぶときには、最も効果的といわれているマキベリーが配合されているサプリメントを選ぶと良いでしょう。
眼精疲労の回復を期待するのであれば、マキベリーの他にも良い成分には、ルテインやDHA、クロセチン、ゼアキサンチン、メグスリノキといった栄養素が含まれているかどうかもサプリメント選びのポイントになります。
>>>関連記事「ブルーベリーに含まれているアントシアニンはどんな効果があるのか?」
目の健康に良い成分と該当する成分をまとめると、下記の表になります。
■目の健康に良い成分と該当する成分
目の健康に良い成分 | 該当する成分 |
抗酸化力の高い成分 | ルテイン、アントシアニン(ポリフェノール)、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE |
見た光を視神経に伝える成分 | ブルーベリー、ビルベリー、マキベリー、ミネラル、亜鉛 |
目の周りの筋肉の疲労を和らげる成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、マキベリー、クロセチン、葉酸、β-カロテン |
紫外線・ブルーライトなどの有害な光から守る成分 | ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン |
目の血行を改善する成分 | DHA、EPA、ビタミンE、クロセチン |
目の老化防止する成分 | アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、マキベリー、 |
7.安全規格を取得しているサプリメントを選び方
毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。
衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。
安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
(1)有機JAS認証
有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
(2)GMP基準
医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。
原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。
(3)HACCP(ハサップ)
HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。
継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。
8.「ロドプシンの目の役割とは?ロドプシンの再合成と暗順応の仕組みを徹底解説!」まとめ
「ロドプシンの目の役割とは?ロドプシンの再合成と暗順応の仕組みを徹底解説!」について解説してきました。
最後におさらいとして、「ロドプシンの目の役割とは?ロドプシンの再合成と暗順応の仕組みを徹底解説!」に要点をまとめてみます。
■ロドプシンは絶えず分解と再合成を繰り返しことで、モノを見る手助けに役立つ!
■ロドプシンの再合成にはビタミンAが必要不可欠!
■ビタミンA不足は夜盲症をもたらす可能性がある!
■アントシアニンはロドプシンの再合成を促進に役立つ!
■目の健康に良い成分と該当する成分
目の健康に良い成分 | 該当する成分 |
抗酸化力の高い成分 | ルテイン、アントシアニン(ポリフェノール)、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE |
見た光を視神経に伝える成分 | ブルーベリー、ビルベリー、マキベリー、ミネラル、亜鉛 |
目の周りの筋肉の疲労を和らげる成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、マキベリー、クロセチン、葉酸、β-カロテン |
紫外線・ブルーライトなどの有害な光から守る成分 | ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン |
目の血行を改善する成分 | DHA、EPA、ビタミンE、クロセチン |
目の老化防止する成分 | アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、マキベリー、 |
■3つの安全基準
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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