このページは、「アルギニンが与える女性特有の3つの効果とは?効果的な摂取方法は?副作用はあるの?」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
アルギニンは、男性の精力増強・ED(勃起不全)などの改善効果が高い栄養素のイメージが強いですが、女性にも良い効果があります。
女性がアルギニンを摂取することで、若いときの状態に近づくので、女性にも健康面において、非常に効果的である研究結果が多数あります。
アルギニンが与える女性特有の3つの効果について解説していきます。
時間のない方のために、「アルギニンが与える女性特有の3つの効果とは?効果的な摂取方法は?副作用はあるの?」の要点をまとめておきますので、これを読んでもらうだけでも十分になります。
(1)美肌・美容効果がある!
(2)妊娠中毒症の予防に効果がある!
(3)子宮内膜を厚くする効果がある!
■アルギニンに副作用はないが、過剰摂取すると危険!
1.アルギニンが女性にどのような効果があるのか?
女性がアルギニンを摂取すると、様々な効果が期待できます。
(1)美肌・美容効果
(2)妊娠中毒症の予防に効果
(3)子宮内膜を厚くする効果
(1)美肌・美容効果がある
アルギニンは、女性にとって究極の美肌成分があります。
アルギニンを摂取していれば、肌トラブルや肌の老化などオールラウンドに肌ケアができる万能な成分になります。
女性が求める美容効果には、「肌荒れ」「シミ」「シワ」「くすみ」「乾燥」があります。
アルギニンは、美肌・美容効果とアンチエイジング対策が解決できるオールラウンド成分が含まれています。
アルギニンを摂取することで、成長ホルモンの分泌が促進されて、コラーゲンが積極的に生成されるようになります。
アルギニンを摂取することで、もともとあるコラーゲンの老化も防いでくれます。
さらに、血流促進作用にも優れているので、くすみがちな肌にも透明感がよみがえりの効果が期待できます。
肌がドライスキン状態になるのは、角質層のNMF(天然保湿因子)不足が原因になります。
NMF(天然保湿因子)は、アミノ酸、特に水と結合しやすいアルギニンの働き次第で増えたり減ったりします。
このような働きから保湿対策にアルギニンが効果的というのは、根拠がある美肌対策になります。
肌をキレイに保つにも、ダイエットで脂肪を燃焼させるためにも、アルギニンが関与しています。
アルギニンは、女性にとって非常に大切なアミノ酸になります。
アルギニンは、女性の体内でも合成されている栄養素であり、女性の美容と健康にとても有効な栄養素になります。
そして、「なぜ体内で合成きるアルギニンを摂取する必要があるのか?」というと、年齢とともに、アルギニンの合成量が減少していくのを補うために必要になります。
20代をピークに新陳代謝が衰え、体のありとあらゆるところが衰える「老い」は、新陳代謝を働かせるアルギニンが合成できなくなってくることもあります。
このような働きからアルギニンは、とても強力なアンチエイジング成分ともいえるのです。
アルギニンは、美肌・美容のためのオールラウンドな美容成分としてオススメの栄養素になります。
(2)妊娠中毒症の予防に効果がある
女性の妊娠時は、様々な体調の変化があります。
その中でも深刻な症状は、妊娠中毒症になります。
妊娠中毒症は、高血圧、蛋白尿(たんぱくにょう)、浮腫(むくみ)のいずれか一つ以上が体に現れることをいいます。
実際のところ、妊娠中毒症の発症の原因は、まだ明確には分かっていませんが、妊娠中毒症にアルギニンが効果を発揮します。
妊娠中毒症は、現在は妊娠高血圧症候群と呼ばれているのは、複数の症状群で現れるためです。
妊娠前にはなかった高血圧などの症状が、妊娠中期に始まると、子癇発生リスクが高まります。
子癇(しかん)とは、妊娠中毒症の一種で、妊婦・産婦が、失神や痙攣(けいれん)を起こす症状になります。
こうした妊娠中毒症は、体内でアルギニンなど重要な栄養素が減少しています。
妊娠時の定番サプリメントと呼ばれている「葉酸」よりも、アルギニンの方が有意な効果が発揮したという報告があります。
結果的にアルギニンは、妊娠中の高血圧、蛋白尿(たんぱくにょう)、浮腫(むくみ)を和らげて、子癇発生リスクから遠ざける働きがあります。
アルギニンには、女性の妊娠中毒症を予防してくれる効果が期待できます。
しかし、妊娠中にアルギニンを摂取する場合は、必ず医師に相談した上で、医師の指示に従うようにしましょう。
(3)子宮内膜を厚くする効果がある
アルギニンは、一酸化窒素の血管拡張作用によって、血流を改善する効果があります。
血管拡張効果によって、子宮の血流を促進して子宮内膜を厚くさせる効果があります。
子宮内膜が厚くなると、着床の手助けになり、卵巣反応が悪い場合の不妊治療に役立ちます。
子宮放射状動脈の血流と内膜を増加させる実験結果があります。
子宮内膜が8mm以下で、子宮放射状動脈抵抗値が高い患者に対して、一日600mgのビタミンEと、一日6000mgのアルギニンを摂取させた比較実験になります。
実験結果は、ビタミンEを摂取したグループよりも、アルギニンを摂取したグループの方がより高い改善度を示しました。
子宮放射状動脈抵抗値に至っては、90%近い改善率がみられたのです。
アルギニンを摂取すると、結果的に子宮放射状動脈の血流と内膜を増加させることが判明しています。
アルギニンを摂取することは、不妊治療に対して効果が期待できます。
アルギニンは、男性だけではなく女性にとっても積極的に摂取したい成分になります。
2.アルギニンが含まれている食品(食材)
アルギニンは、私たちの身近な食品(食材)から摂取することができます。
■アルギニンが豊富な食材
かつおぶし(4g)、エビ(1.8g)、サザエ(1.5g)、クロマグロ(1.4g)、カツオ(1.3g)、アジ(1.2g)
豚ゼラチン(7.9g)、鶏むね肉の皮なし(1.5g)、鳥もも肉(1.3g)、豚ロース(1.3g)、牛肉(1.3g)、馬肉(1.3g)
ピーナッツ(3.2g)、ごま(3g)、松の実(2.5g)、くるみ(2.2g)、アーモンド(2.1g)、カシューナッツ(2g)、マガダミアナッツ(1.2g)
湯葉(4.4g)、高野豆腐(4.1g)、きな粉(3g)、大豆(2.5g)、納豆(0.94g)、豆腐(0.56g)、おから(0.41g)
基本的には、たんぱく質が豊富な食品(食材)に多く含まれているのでが、アルギニンの特徴になります。
食品(食材)から摂取できる値を見てみると、1回の食事に100gも食べるのは、肉や魚ぐらいになります。
普段の食事で肉や魚から摂取しているのにもかかわらず、アルギニン不足を感じている方には、プラスしてサプリメントを摂取すると効率的で良いでしょう。
健康商品では、アルギニン配合のサプリメントや栄養ドリンクが多く販売されています。
特に女性で、毎日アルギニンを補給することで、健康維持と美肌の改善効果が期待できます。
3.女性の効果的なアルギニン摂取方法
アルギニンは、必須アミノ酸ではないので、1日の必要摂取量は定められていません。
食事から摂取する天然のアミノ酸の分量であれば、問題はありません。
しかし、サプリメントや栄養ドリンクなどで、アルギニンを補給する場合は、過剰摂取することで、下痢・頭痛・胃腸障害などを引き起こす可能性があります。
アルギニンのサプリメントや栄養ドリンクか摂取する場合は、3〜4週間継続して体調の変化をみながら、増量や減量の判断をしましょう。
アルギニンの摂取する時間帯になりますが、成長ホルモンは午後10時〜午前2時の間に多く分泌されます。
成長ホルモンの分泌の時間帯に合わせて、就寝前にアルギニンを摂取しておくで効果が高まります。
アルギニンの摂取量は、小学校高学年の子供では1日3000mg以上、成人では8000mg以上が理想とされています。
アルギニンをサプリメントから摂取するときは、自分の体調をみながら、分量の調節が大切になります。
4.アルギニンの副作用はあるの?
アルギニンの効果は、私たちの体にとって良い効果がたくさんあります。
しかし、一方で「副作用は大丈夫なのか?」と不安や心配になりますよね。
基本的に、アルギニンを摂取することでは、副作用の症状が出ることはありません。
アルギニンを「一度に過剰摂取した場合」や「過剰摂取を続けた場合」に副作用の発生が起こる可能性があります。
もしもの場合のために、副作用の症状と影響について、解説していきます。
(1)頭痛
(2)眠気
(3)緑内障
(4)心臓への悪影響
(5)腎臓・肝臓への悪影響
(6)子供への悪影響
(1)頭痛
アルギニンには、血管拡張効果があることから、頭痛を発生する可能性があります。
血管が広がることで、血管が神経を圧迫することで痛みを発生させてしまうからです。
特に、脳の血管は、毛細血管と神経が複雑に入り乱れているので、痛みを感じやすいのが頭部になります。
(2)眠気
アルギニンには、血管拡張することで、血液循環が良くなり体温が高くなる可能性があります。
体温が温かくなると人間は自然とリラックスして、眠くなってしまいます。
お風呂に入ると眠くなってしまう理由は、体温が十分に温かくなって、リラックス状態になっているので、お風呂に入りながら寝てしまうことがあるのです。
(3)緑内障
アルギニンを摂取すると緑内障を発症するということはありませんが、アルギニン配合サプリメントの中には、緑内障を持つ方は、使用を控えるようにと注意書きがある場合があります。
緑内障を持つ方は、事前に医師に相談してからアルギニンのサプリメントを摂取するかしないかの判断をしましょう。
(4)心臓への悪影響
アルギニンの血管拡張効果は、心臓系の病気を持つ方は特に注意が必要になります。
血管拡張するということは、血液状態が良くなることで、悪くないと考えがちになりますが、実は血管が広がるということは、血圧が低くなるということになります。
一般的に、高血圧ばかりが注目されていますが、低血圧も危険な状態になります。
低血圧の症状の方が、アルギニンを摂取することで、さらに血圧を低下させてしまう恐れがありますので、避けたほうがいいです。
アルギニンのサプリメントには、心臓系の疾患を持つ方は、使用を控えてくださいと表記されています。
もし、使用を考えている方は、事前に医師に相談するようにしましょう。
(5)腎臓・肝臓への悪影響
アルギニンは、アルコールなどの解毒にも利用されています。
尿素回路というところで、『アルギニン→オルニチン→シトルリン』というサイクルを経て、毒素を無害に浄化しています。
アルギニン自体は、体にとって毒素を排除してくれる良い働きをしてくれますが、一方でアルギニンを過剰摂取してしまうと、必要以上に肝臓や腎臓を働かせすぎてしまうので、悪影響を引き起こす可能性があります。
肝臓や腎臓も私たちの大切な臓器の一つになりますので、ある程度の休息は必要になります。
しかし、アルギニンを過剰摂取してしまうと、休みなく働かないといけなくなるので、腎臓や肝臓に負担をかけてしまいます。
(6)子供への悪影響
子供が、アルギニンを摂取すること自体は、問題はありませんし、子供特有の副作用があるわけではありません。
ただ、注意しなければならないことは、子供は大人よりも体が小さく、体質、抵抗力も弱いので、アルギニンを摂取できる量が少ないです。
アルギニンを過剰摂取したからといって、すぐに何かの悪影響が出るといことは少ないですが、子供にサプリメントでアルギニンを与える必要はないでしょう。
5.「アルギニンが与える女性特有の3つの効果とは?効果的な摂取方法は?副作用はあるの?」まとめ
「アルギニンが与える女性特有の3つの効果とは?効果的な摂取方法は?副作用はあるの?」について解説してきました。
最後におさらいとして、「アルギニンが与える女性特有の3つの効果とは?効果的な摂取方法は?副作用はあるの?」に要点をまとめてみます。
(1)美肌・美容効果がある!
(2)妊娠中毒症の予防に効果がある!
(3)子宮内膜を厚くする効果がある!
■アルギニンに副作用はないが、過剰摂取すると危険!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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