オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？副作用の心配なし？ | オルニチン効果効能解説まとめ

このページは、「オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？副作用の心配なし？」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

オルニチンは、シジミや本しめじに多く含まれている栄養成分で、二日酔いや疲労回復に効果があることで有名です。

最近、このような体臭や口臭で悩んでいませんか？

このような体臭と口臭の悩みには、オルニチンが効果的といわれています。

では、「オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？副作用の心配なし？」について詳しく解説していきます。

１.オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？

体臭や口臭で悩んでいる人は、一体どのくらいの方がいるのでしょうか？

糖尿病や口腔内の病気以外で発生してしまう体臭や口臭には、様々な要因がありますが、実は大半の人は、自分の体臭や口臭に気が付いていないものです。

肝臓の働きをサポートしてくれる働きがあるとされているオルニチンですが、企業や大学などの研究によって、体臭や口臭を改善させる効果が期待できるということが報告されています。

自分の体臭や口臭を自覚している人も自覚していない人にも、オルニチンを摂取して身体の内側から臭いの元を解消すると良いでしょう。

オルニチンが、「具体的にどのように体臭や口臭の改善に働いているのか？」につにて解説していきます。

２.オルニチンが解消できる体臭のタイプがある！

オルニチンは、肝機能をサポートして、体内の解毒と代謝という働きを円滑に行う過程で、体臭や口臭となるアンモニアを体外へと排出してくれます。

しかし、糖尿病や重度の精神疾患、薬の内服などが原因で発生してしまう体臭にはあまり効果が感じられない場合もあります。

オルニチンで改善させることができる体臭の5つのタイプと口臭について紹介していきます。

(１)疲労臭

オルニチンの働きによって改善させる体臭の効果が高いのは、疲労が蓄積されることで発生する体臭で、「疲労臭」といいます。

疲労臭の原因は、身体の中に溜まったアンモニアです。

通常は、肝臓の働きで有害なアンモニアは無毒の尿素に変換されるものですが、食生活や生活習慣の乱れによって、低下した肝臓ではアンモニアの解毒を円滑に働くことができません。

アンモニアは、私たちの身体にとって、非常に強烈で有害な物質とされているので、体内にアンモニアが蓄積することで、「代謝が悪い」「エネルギーが生み出されにくくなる」「体がだるい」「肌が荒れる」などといった様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

疲労臭もアンモニアの蓄積によって引き起こる悪影響の一つで、アンモニア独特の鼻に「ツーン」とする刺激を感じる臭いが特徴的です。

肝機能をサポートしてアンモニアの解毒を促進させるという作用のあるオルニチンを摂取することで、疲労臭の原因である体内に蓄積されたアンモニアを一刻も早く体外に排出するのが、最も有効的な方法と考えられています。

(２)ダイエット臭

ダイエット臭は、極端に偏った食事を続けることによって発生してしまいます。

特に、ダイエットをしている人にみられる独特の体臭になります。

ダイエット臭の臭いの原因は、ケトン体と乳酸によるものといわれています。

ケトン体と乳酸の物質は、「極端なカロリー制限」や「炭水化物抜き」などのダイエット方法によって、基礎代謝が低下した身体が飢餓状態に陥ってしまうことで体内に発生されます。

疲れた時に発生する乳酸は、アンモニアの臭いを強くするという作用があります。

ケトン体は、糖尿病患者特有の甘酸っぱくて強烈な臭いとしても知られています。

オルニチンには、「疲労回復効果」や「エネルギーを効率良く生み出す効果」があるので、過度なダイエットによって、低下した基礎代謝を高めて、乳酸の発生を抑制につながります。

また、オルニチンには、血中のケトン体を減少する作用も確認されているので、ダイエット臭の元になっている主な2つの物質(ケトン体と乳酸)をスムーズに体外へ排出させてくれます。

(３)加齢臭

年齢を重ねるごとに発生してしまうのが加齢臭になります。

加齢臭とは、ノネナールという物質が臭いの元となります。

ノネナールは、皮脂の中にある脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことで作られる物質です。

また、加齢臭には、体を酸化させる活性酸素も大きく関係しています。

若い時は、活性酸素を抑制するシステムが体の中できちんと働区のですが、40歳過ぎた頃から抑制力が低下して、体の中に活性酸素が増えています。

活性酸素が増えると脂肪酸や過酸化脂質も増加して、ノネナールが急増してしまいます。

オルニチンには、直接的な消臭効果はありませんが、加齢臭の原因となる脂肪酸の酸化を抑えるという抗酸化作用を高めることで、体臭改善いつながる効果が確認されています。

また、加齢臭の原因となる脂肪酸は、脂っこい食事や糖分のとりすぎなどで発生してしまいます。

しかし、オルニチンには、血中の中性脂肪量を低下させたり、糖の代謝を活性化させて、脂肪分を体外へ排出させる効果もあります。

オルニチンは、加齢臭の原因となる脂肪酸の代謝を促進させて、抗酸化作用を高めることで、臭いの元を身体の中からスッキリさせてくれるといえます。

(４)ストレス汗臭

ストレスを感じることで、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経が乱れると、「不眠症」「胃腸炎」「唾液分泌量の低下」などの症状が引き起こるだけではなく、「ストレス汗臭」も招いてしまいます。

ストレスによって汗をかくと汗の中に疲労物質である乳酸や、本来は汗の中には存在しないミネラルが混ざってしまいます。

乳酸やミネラルが皮脂表面のバクテリアや細菌、皮脂などと混ざって発酵することで、刺激的なキツイ臭いを発生させてしまいます。

オルニチンを継続的に摂取し続けると疲労を軽減させてくれるだけではなく、これまでに蓄積されてきたストレスの軽減に加えて、ストレスに負けにくい体質へと導いてくれる効果も期待できます。

このようなストレス性の汗で悩んでいる方にとって、オルニチンの摂取は体臭の軽減に大いに役立つといえます。

(５)食べ物臭

肉類を中心とした食生活やにんにく、ニラなどの臭いが強い食べ物で口臭や体質がきつくなってしまうこともあります。

肉類やにんにく、ニラなどに含まれている成分は、消化に時間がかかるので、体内に長く溜まってしまいがちな特徴があります。

肝機能の低下と共に引き起こされる代謝の低下によって、体臭の原因になる臭い成分を体外へスムーズに排出することができません。

体内にいつまでも溜まってしまう臭い成分は、血液を介して口臭や体臭として、嫌な臭いを発し続けてしまいます。

そこで、オルニチンなら優れた肝機能の向上ささせる効果があるので、低下してしまった代謝機能を高めて、臭い成分を素早く体外へ排出してくれることに役立ちます。

(６)口臭

口臭と一言でいっても、口臭の種類には様々なものがあります。

このように口臭の種類には、様々な身体の状態によって引き起こります。

オルニチンの基本的な働きは、肝機能のサポートではありますが、身体に起こってくる変化には「ストレス軽減」「二日酔い対策」「代謝促進」など様々あります。

オルニチンによって軽減させられる口臭は、「ストレスが原因の口臭」「二日酔いが原因の口臭」「唾液分泌量低下が原因の口臭」などが有名です。

オルニチンの働きによってストレスを軽減させて、唾液分泌量を増やすことができるからです。

オルニチンが虫歯菌を直接退治してくれるわけではのですが、唾液がたっぷりと分泌されていると、虫歯や歯周病の原因となる細菌やバクテリアを除菌して虫歯予防につながるので、口臭対策にも効果が期待できます。

一方、胃炎や胃潰瘍、糖尿病、腎不全などの病気が原因で引き起こされる口臭の改善に関しては、自分自身で判断せずに必ず病院に受診することが大切です。

３.体臭・口臭を解消するためのオルニチン摂取方法

体臭の元に働きかけてくれるオルニチンになりますが、オルニチンを効率的に摂取する方法は2つになります。

オルニチンを豊富に含んでいる食品(食材)で有名なシジミや本しめじがありますが、体臭を迅速に改善させようと思えば、1日あたり2000mg以上のオルニチンを摂取することが理想的で、シジミから摂取するとなると約10kg相当を食べる必要があります。

毎日シジミを約10kgも食べることは、現実的ではありません。

オルニチンを含んでいる食品(食材)から摂取するよりもサプリメントが効率的です。

サプリメントならオルニチン摂取量を手軽で簡単に調整できるだけではなく、オルニチン以外の成分である亜鉛、ビタミン、鉄分なども一緒に配合しているサプリメントが多くあるからです。

オルニチンを食品(食材)から摂取することも良いのですが、サプリメントを利用してしっかりと体臭対策につながっていくことが、体臭を一刻も早く改善するための近道といっても過言ではありません

４.オルニチンを多く含んでいる食品(食材)

オルニチンが多く含まれている食品(食材)として、シジミなどの貝類・魚介類・キノコ類などがあげられます。

オルニチンが多く含まれている食品(食材)を紹介していきます。

オルニチンといったら、シジミと答える方が多いと思いますが、キノコ類のオルニチン含有量もあなどれません。

オルニチンの含有量No.1の本しめじなら、シジミの10倍以上も含まれています。

最近、コンビニやスーパーなどでよく見かけるのが、「シジミ◯◯個分のオルニチン入り！」などと表示されている加工食品です。

味噌汁やスープ類が多くありますが、インスタントラーメンにシジミが入っています。

５.オルニチン配合サプリメントの効果的な飲み方

オルニチンは、食品(食材)に含まれている量が少なく、たくさん食べる必要があるので、サプリメントを積極的に活用することが大切です。

体臭・口臭を改善と予防するためのオルニチン配合サプリメントの飲み方について解説していきます。

(１)体臭・口臭対策のオルニチン摂取量は1日2400mgを2〜3回に分けて摂取することで無駄なく吸収できる！

オルニチンの目安摂取量は1日あたり400mg〜1000mgとされています。

しかし、様々な実験結果から、オルニチンは改善させたい症状によって摂取量を調整すると良いとうことがわかっています。

すでに、疲労臭が発生してしまっている人は、肝機能が低下して解毒作用が正常に働いてない可能性が高いので、1日2400mg程度のオルニチンを摂取すると良いでしょう。

オルニチンは、遊離アミノ酸というアミノ酸の一種で、体内に蓄積されない特徴を持っているので、1日に大量のオルニチンを一度に摂取してまうと、身体に吸収されずに体外へ排出されてしまい、摂取したオルニチンが無駄になってしまいます。

体臭・口臭対策のためにオルニチンを摂取する場合は、1日の目安摂取量400mg〜1000mgよりも多くなるので、1日に2〜3回など複数回に分けて摂取するようにすれば、無駄なくオルニチンを体の中に吸収することができます。

(２)体臭・口臭対策のための摂取タイミングは就寝前が効果的！

オルニチン配合のサプリメントは、栄養補助食品や健康食品という位置づけとされているので、決められた時間に摂取する必要はありません。

しかし、摂取タイミングによって、オルニチンの効果を最大限に発揮できるか否かが決まってくることもわかっています。

オルニチンの効果を最も高めてくれる摂取タイミングは就寝前と考えられています。

就寝中は、成長ホルモンの分泌が活発になるので、疲労回復効果があるとされていますが、オルニチンを摂取することによって、就寝中の成長ホルモンの分泌を促進させることができるからです。

成長ホルモンが、しっかりと分泌させれていると筋肉増強や骨格の形成だけではなく、自律神経系を整えたり、脳をリフレッシュさせてくれる効果が期待できるので、疲労回復のためには必要不可欠なホルモンといえます。

疲労回復に重要な関わり合いを持つ成長ホルモンの分泌をしっかり促進させつつ、肝機能もサポートして、体内の毒素を解毒してくれるので、オルニチンは疲労が溜まっている人にとって、とても心強い成分です。

６.オルチニンに副作用があるのか？

オルニチンは、そもそも体内で生成される成分であるので、外部からのオルニチンも問題なく体内で役立つとされています。

オルニチン自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

オルニチンは1日10g以上を過剰摂取してしまうと、胃痛や下痢などの症状が現れることがあります。

７.オルニチン配合のサプリメントで体の内部から体臭改善を狙う！

体臭は、本当に厄介で悩んでしまいがちな問題です。

どんなに美人でもカッコ良くても、体臭がきついというだけでイメージが急降下してしまいます。

そんなことになってしまう前に、早めの体臭対策を行うことが大切です。

また、巷の噂では、「オルニチンはワキガにも効果がある！」といわれていますが、オルニチンとワキガ解消の因果関係については解明されていません。

オルニチンが身体の中のアンモニアを解毒することは、はっきりとわかっていても、ワキガの解消については、まだわかっていません。

「ワキガを直ぐになんとかしたい！」という方は、美容クリニックやワキガ専門の医療機関などで受診したほうが良いでしょう。

オルニチンは、疲労や加齢によって引き起こる体臭・口臭の改善に役立つので、オルニチン配合のサプリメントを賢く摂取して、身体の中からキレイにしていきましょう。

８.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

(１)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(２)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(３)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

９.「オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？副作用の心配なし？」まとめ

「オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？副作用の心配なし？」について解説してきました。

最後におさらいとして、「オルニチンは体臭・口臭に効果があるのか？副作用の心配なし？」に要点をまとめてみます。

最後までお読みいただきありがとうございました！