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ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか? | ノコギリヤシ効果効能解説まとめ

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このページは、「ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか?」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

ノコギリヤシは、前立腺や尿のトラブル、抜け毛・薄毛・ハゲ、精力増強などのサプリメントに含まれている成分になります。

ノコギリヤシは、ドラッグストアでもサプリメントとしてよく見かけるようになった成分で、特に育毛剤や前立腺肥大症の男性に優れた効果を発揮してくれます。

私たちの体にとって良いとされている成分は、効果がある代わりに、何らかの副作用を引き起こしてしまうリスクを持っていることがあります。

副作用の症状の中でも血圧を上げたり下げたりする作用が現れてしまうと、高血圧や低血圧の方にとっては重要な問題になってしまいます。

ノコギリヤシを摂取することで、血圧が上下ししまうことがあるのでしょうか?

では、「ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか?」について詳しく解説していきます。

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1.ノコギリヤシの成分から副作用を解析した結果は?

ノコギリヤシには、どのような成分で構成されているかを解析することで、副作用が引き起こる可能性を推察することができます。

ノコギリヤシの有効成分は、β-シトステロールとオクタコサノールの2つになります。

特に、血圧に関する成分が含まれているかどうかに着目して見ていきましょう。

■ノコギリヤシの有効成分
(1)β-シトステロール
(2)オクタコサノール

(1)β-シトステロール

ノコギリヤシの有効成分の一つに「β-シトステロール」があります。

β-シトステロールは、植物ステロールの一種で、コレステロールに類似した化学構造を持っています。

β-シトステロールの作用として、一番の特徴は5αリダクターゼと呼ばれている酵素と結合することです。

5αリダクターゼの酵素は、男性ホルモンであるテストステロンと結合することによって、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれている男性ホルモンを生成します。

ジヒドロテストステロン(DHT)が頭皮でアンドロゲンレセプターと結合することで、抜け毛を増やしてしまうとして、「脱毛ホルモン」と呼ばれることもあります。

また、前立腺に存在するレセプター(受容体)と結合すると細胞を増殖させて、前立腺肥大症を引き起こすので、尿の切れが悪くなったり、頻尿や尿閉といった排尿障害が現れてしまいます。

β-シトステロールは、5αリダクターゼに結合することによって、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することができるので、前立腺肥大の症状の緩和に用いられることが多い成分になります。

実際に、アメリカではβ-シトステロールを使用した療法は一般的で、ヨーロッパでは医薬品として前立腺肥大症の治療に利用されていることもあります。

日本でも海外の療法からβ-シトステロールを使用した治療が前向きであることは、下記の参考文献からもわかります。

■前立腺肥大症の症状緩和作用

前立腺肥大症の症状緩和目的で、植物性ステロールを摂取する方法は、欧米では確立された療法で あり、ドイツでは植物性ステロールが医薬品として承認されているという。

日本でも同目的に植物性ステロールが「ノコギリヤシエキス」の名称で広く利用されている。

本目的で植物性ステロールを摂取する場合、摂取量が 125~250 mg /日と少なく、原則として食間 または空腹時に摂取する。

1.植物性ステロールの前立腺肥大症症状緩和効果
●前立腺肥大症の症状
・排尿後に残尿感・排尿の勢いが弱い・排尿が途中で途切れる・排尿時に息む・2時間以内にまた尿意・夜中に何度もトイレに行く・排尿の我慢がつらい

●植物性ステロールの効果
・上記症状の消失ないし軽減
・炎症の抑制
・前立腺へのコレステロール蓄積の阻止
・β-シトステロール単味投与で、「酢酸シプロテロン+タモキシフェン」の複合投薬と同等の効果があった(ローマ大 臨床医学研究所 DiSilverio ら)
※植物性ステロールには肥大した前立腺を縮小させる作用はないと考えられている。

2.欧米における前立腺肥大症治療
●欧米におけるハーブの位置づけ
日本では前立腺肥大症の治療は、医薬品投与または手術が主な治療法と考えられているが、欧米では副作用の少ない、ハーブ療法が主流になりつつある。

たとえば、次のような前立腺肥大症の治療指 針を示している解説書がある。

「前立腺肥大の症状が重くなり、前立腺肥大症治療薬の投与または手術を予定しているなら、とり あえず投薬や手術を延期して、ここに掲げるサプリメントを4カ月間摂取してみなさい。

数ヶ月で投 薬は不要になり、サプリメントも減量できるようになるでしょう」

●欧米で推奨されている前立腺肥大症向けハーブ等のサプリメント
欧米では、つぎのサプリメント素材をいくつか併用することが推奨されている。引用参考文献:『前立腺肥大症の症状緩和作用』

β-シトステロールは、悪玉コレステロール値を減少させるという働きもありますが、血圧の上下に関わる作用の裏付けはありませんでした。

β-シトステロールによって、血圧に関する副作用は考えにくいことがわかります。

(2)オクタコサノール

ノコギリヤシの有効成分のもう一つに「オクタコサノール」があります。

オクタコサノールは、植物のワックスとして含まれている成分で、酵素の働きを促進させる効果が期待できます。

オクタコサノールは、悪玉コレステロールを減少させることができるので、高血圧の予防に効果的です。

しかし、高血圧を低血圧にするほどの効果はないので、副作用となるほどではなく、むしろ生活習慣病対策として、推奨されている成分となっています。

2.ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか?

β-シトステロールもオクタコサノールも血圧を急激に上下させる効果はありません。

オクタコサノールは、悪玉コレステロールを減少させることによって、血圧を下げる期待をすることはできますが、そうすると自然と高血圧になるので、むしろ予防のために必要であることがわかります。

ノコギリヤシ単体で摂取する分には、血圧に関する副作用が現れる可能性は低いと考えて良いでしょう。

3.ノコギリヤシとの組み合わせには注意が必要!

ノコギリヤシ単体で摂取する分には、副作用で血圧に関する症状はありませんが、飲み合わせによっては血圧を下げてしまうことがあります。

動脈硬化や血栓症の方で、薬を服用しているとアスピリン・クロピドグレル・チクロピジンといったものが含まれている可能性があります。

アスピリン・クロピドグレル・チクロピジンは、血液をサラサラにして、血栓ができないようにする作用があるので、コレステロールを除去して、血液の流れを良くする作用もあるノコギリヤシを一緒に摂取してしまうと、体内で出血しやすくなってしまいます。

体内で出血が起こってしまうと、血圧は下がってしまうので、低血圧の人は注意が必要になります。

4.ノコギリヤシに副作用はあるのか?

ノコギリヤシ自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

■ノコギリヤシの副作用の症状
(1)血圧の低下
(2)脱毛

(1)血圧の低下

ノコギリヤシの過剰摂取によって、低血圧を引き起こす可能性があります。

普段から低血圧に悩んでいる人は、過剰摂取しないように特に注意しましょう。

(2)脱毛

ノコギリヤシの育毛効果によって初期脱毛という症状が現れる可能性があります。

初期脱毛とは、育毛効果により新しい毛が生えてくることで、古い毛が抜けることです。

毛が抜けるので、薄毛やハゲになるのではないかと心配することも多いですが、あくまでも新鮮な髪の毛が生えてきている証拠なので、副作用とも言えませんし心配する必要もありません。

5.ノコギリヤシの目安摂取量と上限摂取量はどのくらい?

■ノコギリヤシの摂取量
【1日の目安摂取量】320mg
【1日の上限摂取量】400mg

日本では、ノコギリヤシの摂取量は決められていません。

しかし、欧州の前立腺に対する効果を測定した臨床試験では、ノコギリヤシの1日あたりの目安摂取量320mgになります。

また、欧州では、ノコギリヤシは医薬品として使われているので、安全な摂取量が320mgと言えます。

ノコギリヤシの上限摂取量になりますが、男性型脱毛症(AGA)の男性が1日あたり400mgを摂取して、効果が得られたとする論文もあります。

このことから、ノコギリヤシの上限摂取量は1日400mgとするのが妥当といえます。

6.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

■3つの安全基準
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)

(1)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(2)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(3)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

>>>「前立腺肥大・頻尿・残尿感に効果があるノコギリヤシのサプリメント比較ランキング」

7.「ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか?」まとめ

「ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか?」について解説してきました。

最後におさらいとして、「ノコギリヤシの副作用で高血圧・低血圧が悪化することがあるのか?」に要点をまとめてみます。

■ノコギリヤシの有効成分
(1)β-シトステロール
(2)オクタコサノール
■β-シトステロールもオクタコサノールも血圧を急激に上下させる効果はありません。
■ノコギリヤシ単体で摂取する分には、血圧に関する副作用が現れる可能性は低い!
■ノコギリヤシとの組み合わせには注意が必要!
■動脈硬化や血栓症の方で、アスピリン・クロピドグレル・チクロピジンといったものが含まれている薬を服用している人は要注意!
■ノコギリヤシの副作用の症状

(1)血圧の低下
(2)脱毛
■ノコギリヤシの摂取量
【1日の目安摂取量】320mg
【1日の上限摂取量】400mg
■3つの安全基準
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)

最後までお読みいただきありがとうございました!