ノコギリヤシは利尿作用を高める効果があるのか？副作用はあるのか？ | ノコギリヤシ効果効能解説まとめ

このページは、「ノコギリヤシは利尿作用を高める効果があるのか？副作用はあるのか？」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。

ノコギリヤシは、前立腺や尿のトラブル、抜け毛・薄毛・ハゲ、精力増強などのサプリメントに含まれている成分になります。

あなたは、1日に排尿をしに何回トイレに行きますか？

水分を多く摂取する人は、それだけで回数が増えてしまいますが、普通に生活をしていても1日8回以上トイレに行ってしまうという方は意外と多いと思います。

さらに、年齢を重ねるだけで尿を排出するために、違和感を覚えて悩むことが増えてしまうのが現実です。

1回の尿の量が少ないにもかかわらず、何度も尿意を覚えてしまう現象を頻尿といいます。

頻尿症状は、利尿作用を促進させることで改善することに役立つのが「ノコギリヤシ」になります。

では、「ノコギリヤシは利尿作用を高める効果があるのか？副作用はあるのか？」について詳しく解説していきます。

１.ノコギリヤシの利尿作用を高める効果があるのか？

男性の排尿障害を改善させる効果が期待できるとして、含まれていることが多いノコギリヤシになりますが、ノコギリヤシに利尿作用があるということはあまり聞いたことがありません。

しかし、ノコギリヤシ配合のサプリメントやエキスの商品パッケージを確認してみると、利尿作用という文面が記載されています。

利尿作用という文面が記載されている理由は、一体どういう意味なのでしょうか？

■ノコギリヤシには頻尿を抑制することで利尿作用がある！

利尿作用は尿の回数を増やしてしまうものと捉えてしまいがちですが、正確には尿量を増加させることを指しています。

ノコギリヤシの作用は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の生成量を抑制することです。

膀胱の下にあるクルミ程度の大きさの前立腺は。ジヒドロテストステロン(DHT)の影響によって細胞増殖して、膀胱や尿道を圧迫してしまい、尿を出づらくしてしまいます。

尿が出づらくなる現象は前立腺肥大症と呼ばれていますが、年齢を重ねるに連れて、ジヒドロテストステロン(DHT)の量が増加するため前立腺肥大による排尿障害が増えてきてしまいます。

前立腺肥大すると、膀胱に尿があまり溜まっていないくても、排尿衝動に襲われてしまいトイレに行ってしまいます。

ノコギリヤシによって、前立腺の細胞増殖を抑えることで、1回に排出する尿の量を多くして、トイレに行く回数を減らすことができるので、頻尿を抑制して改善に導く効果につながります。

２.前立腺肥大を抑制した後も利尿作用は必要なのか？

ノコギリヤシは、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制することで、前立腺の細胞分裂をさせないようにして、利尿を促進する効果が期待できますが、前立腺肥大を抑えることができた後も利尿作用は続くのでしょうか？

頻尿が治ったのであれば、あまり尿の量が多くしても栄養素も一緒に排出しているイメージがあるので、あまり意味がないと考えてしまう方もいると思います。

しかし、尿を排出するという行為は私たちの体にとって、とても重要になります。

(１)浮腫(むくみ)の解消

高血圧や血行不良の人は、ナトリウムを体内に溜めがちなので、水分を溜めてしまい浮腫(むくみ)やすい体質になります。

ナトリウムは、尿を正常に排出することによって、解消することができます。

前立腺肥大によって、正常に尿を排出できない場合は、ナトリウムを体内に溜め込むのと同じ意味を持っているので、浮腫(むくみ)やすくなり血圧も上がりやすくなります。

ノコギリヤシを摂取することで、前立腺肥大を抑制することで、浮腫(むくみ)にくく、間接的に高血圧予防にもつながります。

(２)デトックス効果が期待できる

尿は、私たちの体に含まれている老廃物や毒素を排出するので、利尿作用によって体内に有害な物質を溜め込まないようにできます。

前立腺肥大が深刻化すると、頻尿よりもひどい尿閉という尿が出づらくなってしまう状態になります。

しかし、ここまで進行してしまうと老廃物や毒素によって、体に不調を起こしやすくなってしまいます。

そこで、ノコギリヤシを摂取していることで、正常に尿を排出してデトックスする効果で、健康を保つことができます。

３.女性には利尿作用を高める効果はないのか？

ノコギリヤシは、前立腺肥大症の進行を抑えることで、利尿作用を促進して頻尿を改善に期待ができます。

しかし、前立腺は男性にしか存在しない臓器です。

このことから、女性にとってノコギリヤシは、利尿作用を期待できない成分と感じてしまいます。

では、「女性がノコギリヤシを摂取しても利尿作用は期待できないのか？」について解説していきます。

■女性の頻尿の原因はジヒドロテストステロン(DHT)ではない！

女性が頻尿になる原因は、妊娠や出産、姿勢が悪くなることによって、骨盤が歪んでしまうことによって起こることがあります。

これ以外の原因にも、男性と同様に尿道筋が収縮してしまう過活動膀胱といったことも考えられ、自律神経が乱れることによって引き起こります。

また、女性は尿道が短いこともあり、頻尿になりやすいといわれています。

しかし、これらの原因は、全てジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けていませんので、女性がノコギリヤシを摂取しても利尿作用を高める効果は期待できません。

４.ノコギリヤシに副作用はあるのか？

ノコギリヤシ自体に副作用の心配は、基本的にありませんが、過剰摂取による副作用が絶対にないとは言いきれません。

(１)血圧の低下

ノコギリヤシの過剰摂取によって、低血圧を引き起こす可能性があります。

普段から低血圧に悩んでいる人は、過剰摂取しないように特に注意しましょう。

(２)脱毛

ノコギリヤシの育毛効果によって初期脱毛という症状が現れる可能性があります。

初期脱毛とは、育毛効果により新しい毛が生えてくることで、古い毛が抜けることです。

毛が抜けるので、薄毛やハゲになるのではないかと心配することも多いですが、あくまでも新鮮な髪の毛が生えてきている証拠なので、副作用とも言えませんし心配する必要もありません。

５.ノコギリヤシの目安摂取量と上限摂取量はどのくらい？

日本では、ノコギリヤシの摂取量は決められていません。

しかし、欧州の前立腺に対する効果を測定した臨床試験では、ノコギリヤシの1日あたりの目安摂取量320mgになります。

また、欧州では、ノコギリヤシは医薬品として使われているので、安全な摂取量が320mgと言えます。

ノコギリヤシの上限摂取量になりますが、男性型脱毛症(AGA)の男性が1日あたり400mgを摂取して、効果が得られたとする論文もあります。

このことから、ノコギリヤシの上限摂取量は1日400mgとするのが妥当といえます。

６.ノコギリヤシの効果的な摂取方法

日本では、ノコギリヤシのままで摂取することはできません。

ノコギリヤシを摂取するには、サプリメントから摂取するしかありません。

ノコギリヤシサプリメントとして販売されている商品は、基本的に前立腺や尿トラブルに不安を抱えている方向けに販売されています。

頻尿などで悩んでいる方には、ノコギリヤシサプリメントは良いでしょう。

７.安全規格を取得しているサプリメントを選び方

毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。

衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。

安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。

(１)有機JAS認証

有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

(２)GMP基準

医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。

原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。

(３)HACCP(ハサップ)

HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。

継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。

＞＞＞「前立腺肥大・頻尿・残尿感に効果があるノコギリヤシのサプリメント比較ランキング」

８.「ノコギリヤシは利尿作用を高める効果があるのか？副作用はあるのか？」まとめ

「ノコギリヤシは利尿作用を高める効果があるのか？副作用はあるのか？」について解説してきました。

最後におさらいとして、「ノコギリヤシは利尿作用を高める効果があるのか？副作用はあるのか？」に要点をまとめてみます。

最後までお読みいただきありがとうございました！