この記事は、「【おりものの臭いが気になる女性に必見!】下り物の臭いが甘い・酸っぱい・イカ臭は病気なのか?原因と対策方法を徹底解説!」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
下り物(おりもの)の臭いや色によって、不安を感じる女性は少なくありません。
・変な色で量も増えているけど大丈夫なの?
・もしかしたら病気なのかもしれない?
このような下り物(おりもの)の臭いや色の変化で悩んでいる方がいるかもしれません。
下り物(おりもの)の臭いは、体の変化を伝えるサインである可能性があります。
しかし、下り物(おりもの)の臭いや色の変化は、「病気などの異常があるのか?」「正常の範囲内なのかどうか?」を自分では判断するのは難しいと思います。
そこで、下り物(おりもの)の臭いや色について、原因と対策方法を含めてまとめています。
下り物(おりもの)について、自分自身である程度把握していることで、「病院での検査が必要なのか?」「自分で改善できるのか?」の判断に役立てていただければと思います。
では、「【おりものの臭いが気になる女性に必見!】下り物の臭いが甘い・酸っぱい・イカ臭は病気なのか?原因と対策方法を徹底解説!」について詳しく解説していきます。
- 1.下り物(おりもの)が臭うのは普通なのか?
- 2.そもそも下り物(おりもの)とは?
- 3.下り物(おりもの)の臭いと色の原因とは?
- 4.生理周期でも下り物(おりもの)の臭い・色・量が変化する!
- 5.下り物(おりもの)以外に考えられるデリケートゾーン(陰部)の臭いの原因とは?
- 6.下り物(おりもの)の臭いを軽減する対策方法とは?
- 7.「【おりものの臭いが気になる女性に必見!】下り物の臭いが甘い・酸っぱい・イカ臭は病気なのか?原因と対策方法を徹底解説!」まとめ
1.下り物(おりもの)が臭うのは普通なのか?
実は、下り物(おりもの)が臭うのは、普通のことなのです。
下り物(おりもの)が臭う理由は、膣内を雑菌から守っている乳酸が、酸っぱい臭いをしているからなのです。
■正常な下り物(おりもの)は「酸っぱい臭い」がする!
臭いの感じ方には、個人差があります。
基本的に正常な下り物(おりもの)は「酸っぱい臭い」がします。
具体的に、正常な下り物(おりもの)の臭いは、「甘酸っぱい臭い」「ほんのり甘い臭い」「お酢を薄めたような臭い」「ヨーグルトやチーズの発酵した臭い」と感じる人もいます。
下り物(おりもの)の臭いが「酸っぱい系の臭い」であり、他に目立った症状もない場合には、特に「問題なし!」と考えられます。
■正常な下り物(おりもの)の色は「無色透明・薄い乳白色」である!
正常な下り物(おりもの)の色は、「無色透明・薄い乳白色」です。
「無色透明・薄い乳白色」の下り物(おりもの)が時間経過によって乾燥すると、黄色っぽく変色していくことがあります。
下り物(おりもの)の色が、透明から薄い乳白色やクリーム色(乾燥時は黄色)ある場合には、正常な色といえます。
2.そもそも下り物(おりもの)とは?
下り物(おりもの)とは、子宮頸管の粘液・子宮内膜・皮脂腺や汗腺からの分泌液・膣内の古い細胞などが合わさったものをいいます。
成熟した女性なら、下り物(おりもの)が出るのは、極自然な現象です。
下り物(おりもの)には、大きく分けて2つの役割があります。
(1)自浄作用
(2)受精のサポート
(1)自浄作用
下り物(おりもの)には、膣内で雑菌が繁殖するのを防いでくれる「自浄作用」の役割があります。
膣内に常在している乳酸菌「デーデルライン桿菌」は、グリコーゲンを材料にして乳酸を生成します。
乳酸が下り物(おりもの)に混じって、膣内に行き渡ることで、pH4.5~5.0の弱酸性の状態に保たれ、雑菌や悪玉菌の増殖を防ぎます。
pHとは、酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、「酸性・中性・アルカリ性の度合い」を目盛りの数字で表すものです。
pH7を中性として、pH7未満を酸性、pH7より大きければアルカリ性としています。
pH7よりも値が小さければ小さいほど酸性の性質が強く、値が大きければ大きいほどアルカリ性の性質が強いことになります。
■pHと液性
pH | 液性 |
0〜3.0 | 酸性 |
3.0〜6.0 | 弱酸性 |
6.0〜8.0 | 中性 |
8.0〜11.0 | 弱アルカリ性 |
11.0〜14.0 | アルカリ性 |
(2)受精のサポート
下り物(おりもの)には、受精や妊娠を手助けする役割があります。
下り物(おりもの)があることで、膣内がうるおい、精子をスムーズに子宮へと運んでくれる働きがあります。
3.下り物(おりもの)の臭いと色の原因とは?
デリケートゾーン(陰部)を清潔に保っていたり、通気性に下着(ショーツ)や衣類に気をつけているにも関わらず、下り物(おりもの)が臭う場合があるかもしれません。
下り物(おりもの)の臭いを強めたり、変化させる原因について、以下の表にまとめましたので、確認していきましょう。
(1)下り物(おりもの)の臭いに特徴のある病気
下り物(おりもの)の臭い | その他の特徴 | 疑われる病気・原因 |
強い悪臭 | 黄色や緑色で泡だった多量の下り物(おりもの)、外陰部に強いかゆみや痛み | トリコモナス膣炎 |
悪臭 | 黄緑の膿のような多量の下り物(おりもの)、下腹部痛や発熱 | 淋菌感染症 |
生臭い、魚臭い、ツーンとした腐敗臭がする | 灰色っぽい多量の下り物(おりもの)、外陰部に強いかゆみや痛み | 細菌性膣炎 |
悪臭or無臭(個人差がある) | ピンク・赤褐色・茶褐色の下り物(おりもの)、 透明な下り物(おりもの)で血が混じっていることがある(不正出血) | 子宮頸管ポリープ |
悪臭or無臭(個人差がある) | ピンク・赤褐色・茶褐色の下り物(おりもの)、 透明な下り物(おりもの)で血が混じっていることがある(不正出血) | 子宮頸がん |
(2)下り物(おりもの)の臭い以外に特徴がある病気
下り物(おりもの)の臭い | その他の特徴 | 疑われる病気・原因 |
ー | 酒粕・カッテージチーズ・ヨーグルト状のボロボロとした白い下り物(おりもの)が増える、外陰部に非常に強いかゆみや痛み | 膣カンジダ症(カンジタ腟炎) |
ー | 白や黄色で膿のような粘り気のある下り物(おりもの)が増える、下腹部痛や発熱 | クラミジア感染症 |
ー | 黄色っぽいさらっとした下り物(おりもの) | 子宮筋腫 |
ー | 黄色の膿状の下り物(おりもの)が増える、下腹部痛や腰痛、発熱、不正出血 | 子宮内膜炎 |
ー | 血の混じった下り物(おりもの)、不正出血がある、下り物(おりもの)の量が異常に増える | 卵巣癌 |
(3)下り物(おりもの)の臭いとその他の原因が関係する症状
下り物(おりもの)の臭い | その他の特徴 | 疑われる病気・原因 |
甘い臭い | 下り物(おりもの)量が増える(人によっては不変or減る) | 妊娠初期症状 |
キツイ臭い | 下り物(おりもの)量が増える | ピルによる副作用 |
臭いを感じやすい | ー | ストレス・疲労・ホルモンバランスの乱れ |
イカ臭 | ー | 性行為(セックス) |
アンモニア臭 | 身体の浮腫(むくみ)・だるさ、尿色の変化、血圧上昇 | 新陳代謝・内臓機能(腎臓や肝臓 )の低下 |
それぞれの疑われる病気や生理現象について、詳しく見ていきましょう。
まずは、下り物(おりもの)に何らかの臭いが現れる病気について解説していきます。
【1】トリコモナス膣炎
【2】淋菌感染症
【3】細菌性膣炎
【4】子宮頸管ポリープ
【5】子宮頸がん
【1】トリコモナス膣炎
トリコモナス腟炎は、性感染症の一種です。
トリコモナス原虫への感染が原因で起こり、泡だった感じの黄色・緑色の下り物(おりもの)がみられます。
トリコモナス腟炎は、ほとんどが性行為(セックス)で移りますが、まれにプールやお風呂が感染経路になることもあります。
トリコモナス腟炎は、デリケートゾーン(陰部)にかゆみや痛みを伴ったり、外陰部に腫れやただれがみられるケースもあります。
トリコモナス腟炎を放置していると、不妊の原因となるので、性病の疑いがある場合は、すぐに病院(婦人科・産婦人科)を受診するようにしましょう。
【2】淋菌感染症
淋菌感染症も、性感染症の一種です。
淋菌という嫌気性菌への感染が原因で起こり、膿状の黄緑色をした下り物(おりもの)がみられたり、臭いがキツくなったりします。
淋菌感染症は、目立った自覚症状がない場合も多いです。
淋菌感染症は、ほとんどが性行為(セックス)で移りますが、まれに家族間でも感染するといわれています。
【3】細菌性膣炎
細菌性膣炎は、ストレスや疲労、体調不良などで免疫力が落ちることで、膣内が炎症を起こしている状態をいいます。
細菌性膣炎は、外陰部が赤く腫れたり、ただれるケースもあります。
細菌性膣炎の疑いがある場合は、病院で検査を受けて、原因菌にあった抗生物質を処方してもらうことで、簡単に治すことができます。
また、自宅での治し方で、ヨーグルトを膣に塗り込む方法があります。
しかし、ヨーグルトを塗り込むときに膣を傷つけてしまい、返って炎症を悪化させる恐れがあるので、オススメはできません。
細菌性膣炎は、タンポンの出し忘れや、性行為(セックス)で膣が傷つくことで、炎症を引き起こす可能性があります。
【4】子宮頸管ポリープ
子宮頸管ポリープは、子宮にポリープができる病気です。
子宮頸管ポリープは、良性のため、ガンになる心配はほとんどありません。
子宮頸管ポリープは、入院する必要はなく、3分ほどの治療で痛みもなく切除できます。
【5】子宮頸がん
長期間、不正出血がみられる場合は、子宮頸がんの可能性があります。
子宮頸がんは、子宮頸部(膣と子宮との間にある、子宮の入り口部分)にできるガンです。
子宮頸がんは、性行為(セックス)の経験があれば誰でもなりうる病気です。
子宮頸がんは、進行が遅いので、早期発見ができれば、手術が不要です。
子宮頸がんの手術の場合は、円錐切除といって、子宮を残す方法があり、術後でも妊娠や出産ができます。
次は、下り物(おりもの)の臭いではなくて、下り物(おりもの)の色や形状に変化があらわれる病気をみていきましょう。
【1】膣カンジダ症(カンジダ膣炎)
【2】クラミジア感染症
【3】子宮筋腫
【4】子宮内膜炎
【5】卵巣癌
【1】膣カンジダ症(カンジダ膣炎)
腟カンジダ症(カンジダ腟炎)は、ストレスや無理なダイエットなどによって、身体の抵抗力が落ちて、カビの一種であるカンジダ菌が膣内で繁殖しておこる病気です。
腟カンジダ症(カンジダ腟炎)の症状としては、外陰部や膣内の激しいかゆみがあげられます。
腟カンジダ症(カンジダ腟炎)の治療にあたっては、睡眠や食事など、根本的に生活習慣を見直して改善する必要があります。
腟カンジダ症(カンジダ腟炎)を何度も再発してしまう人が多く、再発した場合に限り、ドラッグストアや薬局で「フェミニーナ膣カンジダ錠」「メディトリート」といった治療薬を購入できます。
「フェミニーナ膣カンジダ錠」「メディトリート」などの腟カンジダ薬は、購入の際に薬剤師さんの確認が必要になります。
【2】クラミジア感染症
クラミジア感染症は、性病の一種です。
女性の場合、クラミジア感染症のハッキリとした症状が起こる人は珍しく、無自覚のまま炎症が体に広がり、不妊につながる恐れがあります。
クラミジア感染症は、自覚できる症状としては、下り物(おりもの)の変化の他に、性行為(セックス)をした1~3週間後に下腹部痛や発熱が起こるケースがあります。
【3】子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。
子宮に腫瘍ができる原因は不明で、自覚症状が出づらい特徴があります。
子宮筋腫で、不正出血や貧血に悩まされるケースがあります。
また、子宮筋腫は、女性ホルモンが関係していると考えられており、下り物(おりもの)が黄色で、水っぽくなるようです。
【4】子宮内膜炎
子宮内膜炎は、子宮内膜が炎症を起こしている状態で、クラミジア菌や淋菌、大腸菌やブドウ球菌などによる感染が原因で起こります。
子宮内膜炎の治療方法としては、原因菌にあった抗生物質や外用薬が有効です。
子宮内膜炎は、性感染症がきっかけで起こることも多いので、避妊用具(コンドーム)を使用するといった感染予防も視野に入れる必要があります。
【5】卵巣癌
下り物(おりもの)に不正出血が混じったり、下り物(おりもの)が多い状態が続く場合には、卵巣癌の可能性もあるかもしれません。
卵巣癌の下り物(おりもの)以外の症状としては、腹水が溜まったり、膨満感があげられます。
しかし、卵巣癌には、自覚症状がないことも多く、定期的に健康診断を受けていても、早期発見するのが難しいこともあるようです。
最後に、病気とはいかないまでも、身体の不調や生理現象などによって、下り物(おりもの)が臭うことがあります。
具体的には、次のようなケースによって、臭いに変化が現れます。
【1】甘い臭いへの変化は妊娠初期のサインの可能性がある!
【2】キツイ臭いはピルによる副作用の可能性がある!
【3】臭いを感じやすいときはストレス・疲労・ホルモンバランスの乱れが関係している!
【4】イカ臭は性行為(セックス)が原因の可能性がある!
【5】アンモニア臭は新陳代謝・内臓機能の低下の可能性がある!
【1】甘い臭いへの変化は妊娠初期のサインの可能性がある!
下り物(おりもの)の臭いが以前より甘くなったと感じる場合は、妊娠のサインの可能性があります。
妊娠すると、黄体ホルモン(プロゲステロン)も卵胞ホルモン(エストロゲン)も急激に増加します。
女性ホルモンの影響で、妊娠によって「下り物(おりもの)の量が多い」と感じる人が多くなる一方で、特に変わらなかったり、逆に減る人もいるようです。
また、増加した卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響で、膣内にグリコーゲンが増えて酸性化が進み、甘い臭いを強く感じることもあるといいます。
【2】キツイ臭いはピルによる副作用の可能性がある!
ピルの服用期間中に、下り物(おりもの)の臭いがキツイと感じたら、副作用と考えてよいでしょう。
ピルは、女性ホルモンのバランスを変化させるので、下り物(おりもの)の量が増えたり、臭いがキツくなると考えられます。
しかし、ピルで下り物(おりもの)の臭いがキツくなる原因は、医学的に解明はされていません。
【3】臭いを感じやすいときはストレス・疲労・ホルモンバランスの乱れが関係している!
疲れていたり、ストレスが溜っていると、身体のバリア機能が弱まり、体内の善玉菌の活動が鈍くなります。
そのため、膣内の雑菌も繁殖しやすくなり、臭いも出やすくなります。
ホルモンバランスが乱れている場合も同様に、膣内環境のバランスが崩れて、悪玉菌の増殖が進みやすく、臭いを発生しやすくなります。
【4】イカ臭は性行為(セックス)が原因の可能性がある!
不衛生な状態が続くとデリケートゾーン(陰部)からイカのような臭いがすることがあります。
しかし、イカ臭は、デリケートゾーン(陰部)を清潔にしていても起こることがあります。
性行為(セックス)後にイカ臭い場合には、膣内に残っている精子が、下り物(おりもの)と混ざりあうことによって起こっている可能性があります。
性行為(セックス)後は、臭いだけではなくて、性感染症予防という意味でも、必要に応じて避妊用具(コンドーム)はしっかり利用するようにしましょう。
【5】アンモニア臭は新陳代謝・内臓機能の低下の可能性がある!
下り物(おりもの)からアンモニア臭がする場合は、新陳代謝や内臓機能(特に腎臓や肝臓)が低下している可能性があります。
新陳代謝や内臓機能が低下すると、体内でアンモニアが解毒しきれずに、下り物(おりもの)に混じることがあるからです。
4.生理周期でも下り物(おりもの)の臭い・色・量が変化する!
下り物(おりもの)の臭いは、生理周期によっても変化します。
特に、生理前は、下り物(おりもの)の臭いが強くなりやすいです。
受精環境を整える役割のある下り物(おりもの)は、生理前や排卵日に量が増えます。
また、周期によって、下り物(おりもの)の形状そのものが変わります。
■生理周期による下り物(おりもの)の変化
生理周期ごとに、下り物(おりもの)の変化をまとめた表を確認してみましょう。
生理周期/下り物(おりもの)の変化 | 臭い | 量 | 色 | 形状 |
月経期直後(生理後) | 少し強い | 少ない | 茶色・褐色 | サラッと水っぽい |
卵胞期(増殖期)前半 | 少ない | 一番少ない | 白っぽい・乳白色 | サラッと水っぽい |
卵胞期後半~排卵期 | 少ない | 一番多い | 透明 | 粘り気が強いゼリー状 |
黄体期 | 少ない | 次第に減少 | 白っぽい・白く濁った感じ | やや粘り気・徐々にサラッとしてくる |
生理前 | 強い、酸っぱい臭い | 増えてくる | 白濁・少量の血液で茶色いことも | どろっとした粘り気 |
それぞれの生理周期で、具体的には、どのような変化がみられるかについて解説していきます。
(1)月経期直後(生理後)
(2)卵胞期(増殖期)前半
(3)卵胞期後半~排卵期
(4)黄体期
(5)生理前
(1)月経期直後(生理後)
サラッとした下り物(おりもの)です。
しかし、下り物(おりもの)に血液が混じって茶色っぽい色をしていることもあります。
(2)卵胞期(増殖期)前半
下り物(おりもの)の量が最も少ない時期です。
サラッとした乳白色をしており、臭いも目立ちません。
(3)卵胞期後半~排卵期
下り物(おりもの)の臭いは、強くありません。
しかし、排卵期は精子を受け入れやすくするため、下り物(おりもの)の粘り気が強くなってくる時期です。
糸を引いたような透明な下り物(おりもの)で、量も増えます。
(4)黄体期
黄体期になると、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、徐々に下り物(おりもの)の量は減少していきます。
白濁した下り物(おりもの)で、下着(ショーツ)汚れが気になりやすい時期です。
(5)生理前
黄体期を過ぎて生理前になると、徐々に下り物(おりもの)の臭いは強くなっていきます。
生理前は、女性ホルモンが活発になり、酸性の状態が強くなるためです。
生理前のとき、酸っぱい臭いを感じる人が多いといいます。
5.下り物(おりもの)以外に考えられるデリケートゾーン(陰部)の臭いの原因とは?
実は、デリケートゾーン(陰部)自体に起こる臭いを、下り物(おりもの)の臭いと勘違いしているケースがあります。
(1)雑菌の増殖
(2)すそわきが(陰部のワキガ)
(1)雑菌の増殖
雑菌の繁殖が、下り物(おりもの)自体の臭いをキツくするわけではありません。
しかし、デリケートゾーン(陰部)を不快な臭いにしている可能性があります。
デリケートゾーン(陰部)の臭いは、雑菌の繁殖が原因で起こるケースが非常に多くあります。
雑菌の繁殖が起こる原因には、4つが関係しています。
【1】抗生物質の服用によるもの。
【2】デリケートゾーン(陰部)の不衛生・洗い過ぎによるもの。
【3】デリケートゾーン(陰部)の通気性の悪い衣類での蒸れによるもの。
【4】加齢・閉経・更年期によるもの。
【1】抗生物質の服用によるもの。
風邪といった体調不良で処方される抗生物質が原因で、デリケートゾーン(陰部)に雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
抗生物質は、病原菌と一緒に、膣内に常在している乳酸菌「デーデルライン桿菌」まで弱めてしまいます。
膣環境を保つ善玉菌の働きが抑えられることで、雑菌が繁殖しやすくなり、デリケートゾーン(陰部)の臭いにつながります。
【2】デリケートゾーン(陰部)の不衛生・洗い過ぎによるもの。
デリケートゾーン(陰部)の蒸れた状態が続いたり、下り物(おりもの)や経血といった分泌物、恥垢(陰部に溜まるアカ)が洗い切れていないことで、雑菌を繁殖させたり、下り物(おりもの)・経血・恥垢自体が臭う恐れがあります。
一方、デリケートゾーン(陰部)の洗い過ぎや、刺激の強いボディソープ(石鹸)を使うことで、膣内に常在している乳酸菌「デーデルライン桿菌」を弱らせてしまうケースがあります。
デリケートゾーン(陰部)は敏感なので、普通のボディソープ(石鹸)では刺激が強すぎます。
ジャムウソープなど、弱酸性でデリケートゾーン専用のボディソープ(石鹸)を活用すると良いでしょう。
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股の部分の通気性が悪く、締めつける衣類を着用することで、デリケートゾーン(陰部)の蒸れがひどくなっているケースがあります。
高温多湿は、雑菌が好んで繁殖する環境になうrので、デリケートゾーン(陰部)が不衛生になりやすくなります。
【4】加齢・閉経・更年期によるもの。
年齢を重ねて更年期にさしかかると、女性ホルモンが減っていくのにともない、下り物(おりもの)の量も減ります。
下り物(おりもの)の量が減少することによって、膣内の自浄作用が弱くなったり、膣内が乾燥しやすくなったりして、膣内環境の乱れにつながります。
結果として、年齢を重ねることで、雑菌が繁殖しやすくなり、臭いが出やすくなります。
(2)すそわきが(陰部のワキガ)
雑菌の増殖以外に考えられるもう一つの原因が、「すそわきが」によって、デリケートゾーン(陰部)が臭っている人がいるかもしれません。
すそわきがとは、陰部のワキガで、アポクリン腺からの分泌物によって起こる独特の臭いのことです。
すそわきがは、体質的なものですので、病気ではありません。
すそわきがは、特に気にならなければ、そのままでも大丈夫です。
しかし、周りの目が気になる人や、恋人(パートナー)との性行為(セックス)を存分に楽しみたい人は、すそわきがのケアをしておくにこしたことはないでしょう。
6.下り物(おりもの)の臭いを軽減する対策方法とは?
気になる下り物(おりもの)の臭いを抑える対策方法を解説していきます。
(1)デリケートゾーン(陰部)を清潔に保つことが基本!
(2)膣の自浄作用を維持する!
(3)食事や生活習慣の見直しと改善!
(1)デリケートゾーン(陰部)を清潔に保つことが基本!
下り物(おりもの)自体が臭わなくても、デリケートゾーン(陰部)を不衛生なまま放置していると、雑菌と反応することで臭いが発生してしまいます。
入浴時に、デリケートゾーン(陰部)を優しく丁寧に洗うのはもちろん、下り物(おりもの)シートなどは頻繁に交換するように心がけましょう。
(2)膣の自浄作用を維持する!
下り物(おりもの)の臭いケアは、膣環境のバランスを整えることが基本です。
膣を正常な酸性状態にすることで、下り物(おりもの)の臭いがキツくならないように対策できます。
そこで、膣内に常在している乳酸菌「デーデルライン桿菌」を弱めずに、デリケートゾーン(陰部)や膣を清潔にする方法があるので、紹介します。
■inclear(インクリア)で膣内洗浄をする!
月に2~3回を目安に、膣内洗浄をおこなうとよいでしょう。
特に、生理の終わりかけに膣洗浄をすることで、残った経血をキレイに洗い流すことができます。
ただし、ボディソープ(石鹸)や水を直接膣に入れないように注意する必要があります。
ボディソープ(石鹸)や水を直接膣に入れると、返って、善玉菌を弱らせてしまい、膣の酸性状態を崩してしまいます。
膣専用の洗浄剤を使用するようにしましょう。
医療用の膣洗浄剤として人気のinclear(インクリア)には、乳酸菌が配合されています。
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ヒト由来の乳酸菌でできている「新ビオフェルミンS」を利用しても、膣内環境を改善することができます。
新ビオフェルミンSの飲用はもちろん、錠剤タイプのビオフェルミンを膣内に挿入することによっても、善玉菌の働きをサポートしてくれるといわれています。
(3)食事や生活習慣の見直しと改善!
疲労やストレスが原因で、下り物(おりもの)の臭いがキツくなっているかもしれません。
アンモニアといった体内から発生する臭いは、食事や生活習慣を見直しと改善することで解消できます。
食べ物の中の「めかぶ」は、下り物(おりもの)の臭いを軽減させる成分が含まれているので、積極的に食べると良いでしょう。
めかぶに含まれている「フコイダン」という成分は、臭いの原因となる物質を包み込む性質があります。
また、体から発生する臭いは、食事が原因でキツくなっている可能性があるかもしれません。
7.「【おりものの臭いが気になる女性に必見!】下り物の臭いが甘い・酸っぱい・イカ臭は病気なのか?原因と対策方法を徹底解説!」まとめ
「【おりものの臭いが気になる女性に必見!】下り物の臭いが甘い・酸っぱい・イカ臭は病気なのか?原因と対策方法を徹底解説!」について解説してきました。
下り物(おりもの)の臭いについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
生理周期によって下り物(おりもの)は変化して、「酸っぱい臭い」がするのは、普通のことです。
しかし、急に臭いが変わったり、見たこともない色の下り物(おりもの)になったりしたら注意が必要です。
下り物(おりもの)の臭いは、病気や妊娠を伝えるサインの可能性があります。
日頃から、下り物(おりもの)を確認しておくことで、いつもとは違う急な下り物(おりもの)の変化に気づくことができます。
下り物(おりもの)の臭いがキツく感じたり、不安な場合は、一人で判断しようとせずに、病院(婦人科・産婦人科)に相談するようにしましょう。
また、疲労やストレス、食事が下り物(おりもの)の臭いを強めているケースもあります。
下り物(おりもの)の臭いが気になる場合は、一度生活習慣を振り返ってみると良いでしょう。
最後におさらいとして、「【おりものの臭いが気になる女性に必見!】下り物の臭いが甘い・酸っぱい・イカ臭は病気なのか?原因と対策方法を徹底解説!」に要点をまとめてみます。
■正常な下り物(おりもの)の色は「無色透明・薄い乳白色」である!
■下り物(おりもの)の役割
(1)自浄作用
(2)受精のサポート
■下り物(おりもの)の臭いに特徴のある病気
【1】トリコモナス膣炎
【2】淋菌感染症
【3】細菌性膣炎
【4】子宮頸管ポリープ
【5】子宮頸がん
■下り物(おりもの)の臭い以外に特徴がある病気
【1】膣カンジダ症(カンジダ膣炎)
【2】クラミジア感染症
【3】子宮筋腫
【4】子宮内膜炎
【5】卵巣癌
■下り物(おりもの)の臭いとその他の原因が関係する症状
【1】甘い臭いへの変化は妊娠初期のサインの可能性がある!
【2】キツイ臭いはピルによる副作用の可能性がある!
【3】臭いを感じやすいときはストレス・疲労・ホルモンバランスの乱れが関係している!
【4】イカ臭は性行為(セックス)が原因の可能性がある!
【5】アンモニア臭は新陳代謝・内臓機能の低下の可能性がある!
■デリケートゾーン(陰部)自体に起こる主な臭いの原因は2種類
(1)雑菌の増殖
(2)すそわきが(陰部のワキガ)
■雑菌の繁殖が起こる4つの原因
【1】抗生物質の服用によるもの。
【2】デリケートゾーン(陰部)の不衛生・洗い過ぎによるもの。
【3】デリケートゾーン(陰部)の通気性の悪い衣類での蒸れによるもの。
【4】加齢・閉経・更年期によるもの。
■デリケートゾーン(陰部)専用ボディソープ(石鹸)を活用することが効果的!
LC’S JAMU HERBAL SOAP(ジャムウ・ハーバルソープ)の詳細はLCラブコスメ公式
■下り物(おりもの)の臭いを軽減する対策方法
(1)デリケートゾーン(陰部)を清潔に保つことが基本!
(2)膣の自浄作用を維持する!
(3)食事や生活習慣の見直しと改善!
■inclear(インクリア)で膣内洗浄をする!
におい・おりもの対策!デリケートゾーンをジェルでケアinclear【インクリア】

最後までお読みいただきありがとうございました!
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