このページは、「カシスアントシアニンは目の健康に効果があるのか?」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
ブルーベリーにはないアントシンを含有しているのがカシスです。
カシスには、カシス特有のカシスアントシアニンが含まれていて、ピントフリーズ現象の解消や緑内障の進行を抑制する効果があります。
では、「カシスアントシアニンは目の健康に効果があるのか?」について詳しく解説していきます。
1.そもそもカシスとは?
カシスとは、ユキノシタ科の植物のことです。
カシスは、ブルーベリーと同じ植物であると誤解されがちですが、ブルーベリーはツツジ科の植物なので、全く異なる植物になります。
カシスは、主に北欧やニュージーランド・カナダなど比較的冷涼な地域に生息していて、日本では青森を中心に栽培されています。
青森で栽培されているカシスは、日本全体の生産量の90%を占めています。
世界的に広く分布しているカシスですが、最も有名なのがニュージーランド産のカシスです。
ニュージーランドは、紫外線量が多く、アントシアニンを多く含有するカシスにとっては、栽培に適した環境になっています。
カシスは、ブルーベリーよりも3~4倍のアントシアニンを含んでいて、さらにブルーベリーには含まれていない種類のアントシアニンも含んでいます。
含まれていないアントシアニンのことを「カシスアントシアニン」と呼んでいて、カシス特有のアントシアニンとして知られています。
2.カシスアントシアニンは目の健康に効果があるのか?
カシスアントシアニンは、目の健康とって主な2つの効果が期待できます。
(1)ピントフリーズ現象の解消する効果
(2)緑内障の進行を抑制する効果
(1)ピントフリーズ現象の解消する効果
カシスには、ブルーベリーやビルベリーなどには含まれていないD3R(デルフィニジン-3-ルチノシド)とC3R(シアニジン-3-ルチノシド)というアントシアニンが含まれています。
D3RやC3Rの種類のアントシアニンは、カシス特有のアントシアニンで、カシスアントシアニンと言われています。
カシスアントシアニンは、ピント調節を担う目の筋肉である毛様体筋の緊張を和らげる作用があります。
毛様体筋は、レンズの役割をしている水晶体の厚みを厚くしたり、薄くしたり調節することで近くのモノを見やすくしたり、遠くのモノを見やすくしたりといったピント調節機能を担っています。
しかし、長い間近くのモノを見ていると、毛様体筋が疲れてしまい、近くのモノから遠くのモノに視点をズラすとピントが合わずにぼやけてしまうピントフリーズ現象が起こります。
ピントフリーズ現象をカシスアントシアニンが改善してくれて、ピント調節機能の維持や改善に効果を発揮してくれます。
(2)緑内障の進行を抑制する効果
カシスアントシアニンには、視神経の血流を増やして、眼圧を低下させる効果があります。
眼圧が高まると緑内障という目の病気を引き起こします。
緑内障は、眼圧が高まることで、網膜に集まっている視神経が圧迫されてしまい神経障害が起きて、目から入ってきた光の情報が脳に上手く届けることができなくなることから視野欠損や視力低下につながり、最悪の場合には失明の恐れがあります。
緑内障の原因ともなる眼圧を低下させる効果があるので、カシスアントシアニンは緑内障の予防や進行を抑制する効果があると期待されています。
>>>関連記事「緑内障の初期症状の原因と予防対策に効果的な目に良いサプリメントの選び方!」
3.目の健康に効果的なカシスアントシアニンの摂取方法は?
本来の理想は、カシスアントシアニンを食品(食材)で1日に必要な栄養を全て食事から摂取すること大切ですが、毎日忙しい人や栄養バランスを考えた食事が難しい人にとって強い味方になってくれるのがサプリメントです。
目の健康のために、カシスアントシアニンのサプリメントを摂取するときには、ルテインやアントシアニンなどの目の健康に効果があるサプリメントと配合されているサプリメントを選ぶことが大切です。
また、ルテイン・アントシアニン以外にも、目の健康に優れた成分もあるので、一緒に摂取することで、相乗効果を得ることができます。
>>>関連記事「ルテインがどんな効果・効能をもたらすのか?副作用はあるのか?」
>>>関連記事「ブルーベリーに含まれているアントシアニンはどんな効果があるのか?」
■目の健康に良い成分と該当する成分
目の健康に良い成分と該当する成分をまとめると、下記の表になります。
目の健康に良い成分 | 該当する成分 |
抗酸化力の高い成分 | ルテイン、アントシアニン(ポリフェノール)、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE |
見た光を視神経に伝える成分 | ブルーベリー、ビルベリー、マキベリー、ミネラル、亜鉛 |
目の周りの筋肉の疲労を和らげる成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、マキベリー、クロセチン、葉酸、β-カロテン |
紫外線・ブルーライトなどの有害な光から守る成分 | ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン |
目の血行を改善する成分 | DHA、EPA、ビタミンE、クロセチン |
目の老化防止する成分 | アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、マキベリー |
4.安全規格を取得しているサプリメントを選び方
毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。
衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。
安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
(1)有機JAS認証
有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
(2)GMP基準
医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。
原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。
(3)HACCP(ハサップ)
HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。
継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。
5.「カシスアントシアニンは目の健康に効果があるのか?」まとめ
「カシスアントシアニンは目の健康に効果があるのか?」について解説してきました。
最後におさらいとして、「カシスアントシアニンは目の健康に効果があるのか?」に要点をまとめてみます。
■カシスアントシアニンの目の健康効果
(1)ピントフリーズ現象の解消する効果
(2)緑内障の進行を抑制する効果
■目の健康のためにカシスアントシアニン配合のサプリメント選ぶときは、ルテインやアントシアニンと一緒に摂取することで相乗効果が狙える!
■目の健康に良い成分と該当する成分
目の健康に良い成分 | 該当する成分 |
抗酸化力の高い成分 | ルテイン、アントシアニン(ポリフェノール)、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE |
見た光を視神経に伝える成分 | ブルーベリー、ビルベリー、マキベリー、ミネラル、亜鉛 |
目の周りの筋肉の疲労を和らげる成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、マキベリー、クロセチン、葉酸、β-カロテン |
紫外線・ブルーライトなどの有害な光から守る成分 | ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン |
目の血行を改善する成分 | DHA、EPA、ビタミンE、クロセチン |
目の老化防止する成分 | アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、マキベリー |
■3つの安全基準
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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