この記事は、「【気になる自分の体の臭いを知るための5つの検査方法】体の臭いを発生させる6つの原因を徹底解説!」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
自分の臭いは、誰しも気になるものです。
暑い夏場と厚着して蒸れる冬場は、特に自分の体の臭いが気になりますよね。
体の臭いは、汗をかいたり、電車などの密閉空間にいるときには、大なり小なり臭いを意識する人は多いのではないでしょうか?
しかし、自分の体臭が気になってしまい、病院通いを続けたり、外出をできるかぎり避ける人も中にはいます。
この記事では、自分の体の臭いを知る方法を、原因とともにまとめています。
では、「【気になる自分の体の臭いを知るための5つの検査方法】体の臭いを発生させる6つの原因を徹底解説!」について詳しく解説していきます。
1.気になる自分の臭いとは?
自分の体の臭いが気になってしかたない人は、「具体的に臭いがすると自分ではっきりと分かる場合」と「自分では臭っているか分からないが、他人からの反応を元に臭いの可能性を疑っている場合」があると思います。
体の臭いに対して自覚症状の有無に関わらず、他人の目が気になってしまいます。
臭いというのは、音や光と違って、客観的に数値化するのが難しい要素です。
自分で臭いを正確に把握することが困難なのです。
そのため、どうしても他人の臭いの評価を元に判断することになるのですが、そこには落とし穴もあります。
他人の臭いの評価から判断されたときの落とし穴について、詳しく解説してきます。
(1)複数の他人から指摘された場合
(2)特定の人からの指摘、または直接他人から指摘されていない場合
(1)複数の他人から指摘された場合
複数の他人(会社と友人関係、もしくは趣味の場など、属性の異なる複数の人)からはっきり臭いを指摘された場合には、本当に自分の体から臭いが発せられている可能性が高くなります。
自分では、せいぜい汗をかいたときに臭うくらいで、普段は特に何も感じないのにも関わらず、他人に臭いを指摘された方がいると思います。
自分の体の臭いに自覚症状があってもなくても、複数の人からバラバラに指摘されたような場合には臭っている可能性が高いと言えます。
(2)特定の人からの指摘、または直接他人から指摘されていない場合
複数の他人からはっきり口頭で臭いを指摘されたわけではなく、近づいたときに鼻を手で押さえられたり、通り過ぎた後にヒソヒソ話をされたり、といった間接的なアピールを受けている人もいるかもしれません。
直接、体の臭いを言われたとしても一人や少人数だけだったり、派生的に広がっていったり、誰からも特に指摘を受けていないときもあります。
このような場合には、もしかしたら本当はくさい臭いはしていない可能性があります。
本当は、臭くないのにイジメ的に「臭い」と言われてしまい、周りにも「臭い」となんとなく同調されているケースがあります。
なんとなく「臭い」と思われてしまったことが尾を引いてトラウマになり、他人の反応を過敏に捻じ曲げて解釈して、「自分は臭い!」と思い込んでしまう場合があります。
2.本当に自分の体の臭いを知るための方法とは?
このように、自分の体の臭いに対して、他人からの臭いの評価が正確な情報として、入手しにくいと言えます。
それでも少しでも自分の体の臭いについて、本当のことを知るためにはどのようにしたらよいのでしょうか?
本当に自分の体の臭いを知るための調査方法には、5つあります。
(1)体臭の自己診断(セルフチェック)
(2)家族に自分の体臭について聞く
(3)ニオイセンサーで調べる
(4)医療機関で確認する
(5)臭気判定士に確認してもらう
(1)体臭の自己診断(セルフチェック)
嗅覚は、慣れによって鈍感になります。
始終嗅いでいる自分の体臭が分かりにくいのは、慣れてしまっているためです。
自分の体臭に慣れてしまうことを「自己順応」と呼びます。
自己順応は、「常にある=無害なもの」と体が判断して、無視するようになるのです。
まずは、手っ取り早く、自分自身で少しでも正確に体の臭いを判定するには、一旦自分の嗅覚をリセットすることが大切になります。
嗅覚のリセット方法には、次の3つがあります。
【1】コーヒーの匂いを嗅いでリセット
【2】シャワーを浴びてリセット
【3】外の新鮮な空気を吸ってリセット
【1】コーヒーの匂いを嗅いでリセット
嗅覚をリセットする最もシンプルな方法は、別の臭いを嗅ぐことです。
別の臭いを嗅ぐことの中でもコーヒーの匂いを嗅いでリセットする方法が有名です。
香水店でコーヒー豆を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?
香水を何種類も試しているうちに匂いが分からなくなってしまうので、嗅覚リセット用にコーヒー豆が置かれています。
本当はコーヒー豆ではなくても、別の匂いなら他のものでも代用可能です。
しかし、それでもコーヒー豆が嗅覚リセットに一般的に用いられる理由としては、独特な芳香を持つことと、扱いやすいこと、そして消臭効果があることが考えられます。
コーヒー豆は、多孔質(たこうしつ)のため、臭いを吸着する効果があるからです。
コーヒー豆の多孔質によって、鼻の穴についた臭い成分を取り去ることを期待してのことかもしれません。
【2】シャワーを浴びてリセット
入浴することで、身体の臭いが落ちるだけでなく、水蒸気が鼻孔にこびりついた臭い成分を飛ばしてくれます。
スチームで衣類の臭いをとばすのと同じ原理です。
嗅覚リセット後に、入浴前に着ていた服の臭いを嗅いでみると、先程までは分からなかった臭いを感じることができます。
【3】外の新鮮な空気を吸ってリセット
室内のよどんだ空気には、自分の体臭も多く混じっています。
よどんだ室内の空気を吸い続けることにより、臭いを感じにくい環境になっています。
一度外に出たり、窓を開けて新鮮な空気を取り込むことにより、嗅覚をリフレッシュすることができます。
例えば、焼き魚や焼肉を食べていたリビングからトイレに立ち、部屋に戻ってきたら魚や肉の臭いが充満しているのに気付くという経験が誰しもあると思います。
この現象は、自分の吸っている空気が一旦リフレッシュされて、嗅覚リセットされたために起こったのです。
(2)家族に自分の体臭について聞く
家族に自分の体の臭いを聞いた場合、本当に思っていることを言ってくれるでしょう。
そのため、家族に自分の体臭を聞く方法はある程度有効といえます。
ただし、家族の情報が必ずしも正確ではありません。
家族の情報が必ずしも正確ではない理由は、前項でお話しした「臭いの鈍化」によって起こります。
家族は、毎日一緒に暮らしているため、終始あなたの臭いを嗅いでいます。
鼻があなたの臭いに慣れてしまっている可能性があるので、感度は必然的に鈍くなります。
あなたの体の臭いの原因が体質的なものである場合、家族も同じ体質で、同じ臭いがしているという可能性もあります。
その時は、臭いの感度は更に下がります。
それでも、体調不良などが原因で急に体臭が発生した場合には、「嗅ぎなれない!」臭いであるはずです。
家族の意見は、自分の体の臭いを確認するためには、大変参考になるといえます。
(3)ニオイセンサーで調べる
世の中には「ニオイセンサー」というものが存在しています。
ニオイセンサーは、臭いの変化をみるようなテレビ番組の企画で見かけた人もいると思います。
ニオイセンサーは、臭いのレベルや臭気指数の測定することが可能です。
臭い確認できる便利なニオイセンサーがあるなら「いつでも判定に使えばいいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、ニオイセンサーは残念ながら、万能ではありません。
臭いというものには、絶対値がないのが大きな原因です。
騒音など音の大きさならデシベル、光の強さならルクスといった具合に、全国どこへ行っても共通不変の測定ができます。
臭いには、絶対値がないので、共通不変の測定ができません。
臭いの測定のたびに「ゼロ」を決める初期化作業(これを「ゼロベース設定」と呼びます)を行い、そのゼロの状態を判断基準として、そこからどれだけ臭いが変化したかを測定する「相対値測定」にとどまるのです。
臭いの内容や質の判定にも問題があります。
何の臭いがするのかは、ニオイセンサーだけでは分かりません。
研究室でガスクロマトグラフィーを使えばある程度は分析可能です。
いい匂いか悪い臭いかの判別もつきません。
例えば、ニオイセンサーで口臭を測定する場合、歯磨き後ではミント臭のいい匂いに反応して数値があがります。
さらに、ニンニクやコーヒーより、しょうゆの方が臭気指数やセンサー値が高くなります。
ニオイセンサーの金額もお手頃からは、程遠く、簡易版でも10万円前後と高額です。
ニオイセンサーのレンタルもありますが、個人向けには貸し出していないところも多いようです。
それでも、例えば、発汗前後や、デオドラント剤によってどれくらい数値が変化するかなど、条件ごとの臭いの変化を客観化できて、臭い対策に役立てられるという利点はあります。
ニオイセンサーの使いどころを間違わなければ、それなりに有効な活用法もあります。
3日間で5,000円~1週間で20,000円くらいでニオイセンサーのレンタルしているところがあるようですが、法人限定も多いので、興味のある方はショップを探してみてもよいかもしれません。
(4)医療機関で確認する
体の臭いは、皮膚科や内科など、病院に行って判定してもらうという方法があります。
臭いで病院に行く場合には、一般的にワキガ臭が原因であることが多いと思います。
ワキガ臭の場合には、問診に加えて試臭検査が行われます。
試臭検査は、患者さんの臭いを医師が実際に嗅いで判定する方法で、直接嗅いだり、ガーゼに発汗させて臭いを移してから嗅いだりします。
ワキガの場合には「試験切開法」と言って、脇の下に少しだけメスを入れて、原因となるアポクリン腺の状態を見てワキガかどうかを判断する方法があります。
試験切開法は、ワキガの程度が客観的に判断できてよいのですが、今のところ臭い対策の権威である五味常明医師のいらっしゃる五味クリニックでしか行われていないようです。
ワキガかどうかの診断だけなら皮膚科か形成外科が適当ですが、精神的なアプローチを無視しがちな形成外科の先生になると、いきなり手術を進められるケースもあるようです。
その点、皮膚科の方が保存的治療で様子をみることから始めるので、臭いの精神的側面を顧慮すると、より安全と言えます。
ワキガではなく、突然臭いがするようになり病院に行く場合には、総合病院の内科の受診がよいようです。
総合ではなくて単科病院に行くと、その科での診断結果に異常がみられなかった場合、「○○科では問題ありません」で終わってしまいます。
単科病院の診断結果に納得がいかなかった場合、別の病院を探して一から説明しなおすところからやり直す必要があるので、面倒になります。
これが総合病院だと、別の科への案内があり、カルテや検査データも共有されます。
場合によっては、医師同士で情報交換がなされるため、状況把握もしてもらいやすくなります。
臭いに対する専門の医師というのは、ワキガや口臭以外、ほとんどいないのが現状です。
医療機関を受診しても、臭い自体の判定というより、病気がないかどうかを判定することになります。
しかし、医師は赤の他人のように、悩んでいる患者さんに対して無責任な態度はとりません。
医師は、「本当に臭っているかどうか?」や「どんな臭いがするのか?」を率直に意見を言ってくれます。
ニオイセンサーがある病院を希望する人もいると思いますが、先程説明した通り、ニオイセンサーは万能ではありません。
ニオイセンサーは、相対値測定しかできませんので、値が高くても、それが悪臭とは限りません。
過剰にニオイセンサーに期待することはやめておきましょう。
ニオイセンサーを置いている病院は、意外と少ないようですが、このような理由があってのことだと思います。
漢方薬局の中にも、臭い対策で評判の良いところがあるようです。
腕の良い漢方の専門家は、体の弱っている部分や体質的な問題も臭いで分かるそうなので、信頼のおける漢方薬局を訪れてもよいかもしれません。
(5)臭気判定士に確認してもらう
臭気判定士とは、悪臭防止法に基づき作られた、臭気環境分野で初めての国家資格です。
臭気測定を監督するのが主な仕事になります。
2015年(平成27年)時点で全国に3,500人ほどの臭気判定士がいます。
人間の鼻は、臭いに対して慣れやすく、臭気濃度が強くなると鈍化してしまいます。
しかし、臭いの識別能力に関してはかなり高い性能を持っています。
臭いの絶対値化が難しいこともあり、原始的ではありますが、人に頼って臭いを判断する方法が有効視されているのです。
個人で臭気判定士に依頼する場合、これまでは家の臭いに対する鑑定が主でした。
料金も、異臭の強さの判定で50,000円前後、異臭物質まで割り出すもので220,000円からと、大変高額です。
臭い鑑定が、個人の体臭検査をしてくれるシステム「体臭チェックでニオイ診断」がこのたび誕生しました。
個人の体臭検査する方法は、検査用のTシャツをしばらく着て、送り返すだけです。
きちんと臭いの専門家が実際に臭いを嗅いで判定してくれますし、専用の分析器も使います。
体臭検査の費用は24,800円です。
はじめの簡易検査の段階では、臭いの有無や範囲と強さを判定します。
ここまでの検査結果で満足できれば、以降の詳細検査をキャンセルすることも可能です。
その場合は15,000円が返金されますので、実質9,800円で検査が可能です。
次の詳細検査まで進む場合は、どの部分からどんな臭いがしているのかを詳しく判定します。
その上で、その臭いに特化した専用の洗剤をオーダーメイドで付けてくれます。
専用の洗剤が気に入れば、あとから追加で購入することも可能です。
手が出しやすい価格設定になっているので、気になる人は試してみるとよいでしょう。
3.体の臭いは何が原因になっているのか?
様々な判定を加味した結果、どうも自分の体は臭っているということになったとします。
その場合、どのような原因が考えられるでしょうか?
体の臭いを発生させる原因には、6つが考えられます。
(1)病気や体の不調によるもの
(2)体質によるもの
(3)汗腺機能の低下によるもの
(4)偏った食生活によるもの
(5)思い込みや心の不調によるもの
(6)因果関係がすぐには分からない場合もある
(1)病気や体の不調によるもの
ある日を境に急に体の臭いがするようになった場合は、一時的に体の不調があったり、病気にかかっている可能性が高いです。
病気や体の不調のケースでは、自分で体の臭いに気づくことが多く、家族や身近な人から臭いの指摘を受ける傾向も高いようです。
腎臓・肝臓・胃腸・肺など、内臓疾患がある場合、アンモニア臭や腐敗臭などのキツイ臭いにつながります。
糖尿病では甘酸っぱい臭いがしたり、貧血や痛風でも特徴的な臭いを発生するときがあります。
過度なダイエットや疲労、ストレスといった生活習慣に起因して臭いが現れる場合もあります。
便やガスのような体臭がする人は、肛門の締まりが悪くなっている可能性があるとの声が一部ではあります。
肛門がゆるいと、便が漏れるほどではなくても腸内のガスや便の臭いが常に漏れていて、臭いを発するというのです。
肛門からの臭いを回避するには、括約筋(肛門を締める筋肉)を意識的に鍛えて、肛門の締まりを良くする方法が有効です。
いずれにせよ、病気や体の不調が疑われる場合は、医療機関を受診して原因を究明して、きちんと対処する必要があります。
(2)体質によるもの
体質的にもともと体臭が強いという可能性があります。
体質から臭うケースに該当するのは、ワキガ体質の人がほとんどではありますが、ワキガ体質ではなくても、独特の強い体臭の人がたまにいます。
体質が原因で臭う場合は、家族に聞いても「全く臭わない!」と言われるけれど、他人からは「なんだか臭う!」と評価されることが多いようです。
体臭は、清潔を心がけて、デオドラント商品を使うことにより、ある程度の臭いを緩和することができます。
ワキガ体質で悩んでいる人には、いざとなったら手術という最終手段も残されています。
(3)汗腺機能の低下によるもの
夏場は、エアコン完備で汗をかかない生活を続けると、汗腺機能が衰えてしまいます。
汗腺機能が衰えると、いざ汗をかいたときに低質の「悪い汗」がドッと出てきて、臭いやすくなります。
こういう人の場合、何かの加減で一時的にたくさん汗をかいたようなケースで臭いやすくなります。
汗腺機能を改善するには、暑い時に汗をかく生活を心がけることが大切です。
冷房の使い過ぎを避けて、適度に運動したり入浴して、汗腺トレーニングをすることで、休眠状態にあった汗腺が目覚めます。
徐々に「良い汗」をかけるように変化して、少しずつ体が臭いにくくなります。
(4)偏った食生活によるもの
肉食中心の偏った食生活でも体臭が悪化していきます。
肉類には、動物性タンパク質が豊富に含まれています。
しかし、動物性タンパク質が腸内で分解されるとアンモニアのような刺激臭の元となります。
同時に動物性脂質は、酸化して嫌な臭いを発生させます。
腸内環境の悪化で、動物性タンパク質と動物性脂質が正常に排泄されず腸にとどまると、臭い物質が血液にのって全身を巡り、臭い汗や体臭の原因になります。
動物性タンパク質と動物性脂質の分解されずに臭い汗や体臭の原因を防ぐには、あまりに過度な肉食は控えるほか、食物繊維を積極的に摂取することが有効です。
食物繊維は、臭い物質が身体に吸収されるのを抑えて、便として体外に排泄する手助けをしてくれます。
肉は、アミノ酸スコアが非常に高く、とても優秀な栄養源です。
アミノ酸スコアとは、食品中の必須アミノ酸(体内では合成できないため食品で摂る必要のあるアミノ酸)の含有率を数値化したものです。
肉を一方的に悪モノと決めつけてしまうのは良くありません。
肉ばかりを好んで食べるのではなくて、野菜や海藻など、その他の食品(食材)も同じくらい摂取して、何でもバランスよく食べることが大切になります。
(5)思い込みや心の不調によるもの
ふとしたきっかけから精神的に追い詰められた結果、「自分の体は臭う」という思い込みや、「自分の体の臭い」によって心の不調になっている人もいます。
このような症状は、「自臭症」「自己臭症」「異臭症」「自己臭恐怖症」などと呼びます。
自臭症は、嗅覚に幻覚を伴う精神疾患の一種です。
自臭症に該当する人の場合、自分でははっきり臭いを感じるのに、家族や医師など信頼のおける他人は「臭わない」と答えることでしょう。
しかし、職場や学校では「臭う」と一部の心無い人にからかわれたり、ウソをつかれたりという経験があったりします。
また、他人の態度や視線を元に陰で「くさい」と言われているかのように感じとってしまったり、誤解してしまう場合もあります。
自己中心的な人は、自分が臭って他人に迷惑をかけたとしてもなんとも思わないため、こういった精神疾患にはまずならないでしょう。
自臭症は、心配性だったり、几帳面でまじめな人、他人を思いやれる優しい性格の人がなりやすい傾向にあります。
自分では、確かに臭うのに周囲に「臭わない」と言われたら、話がかみ合わず混乱してしまいます。
こういう場合は、精神科を受診して、メンタルな面からもアプローチしてみることが大切になります。
先程、紹介した個人の体臭検査をしてくれるシステム「体臭チェックでニオイ診断」を利用してみるのも良い手段となります。
(6)因果関係がすぐには分からない場合もある
病気が疑われる臭いの場合、総合病院で順番に検査を受けていくことになると思います。
総合病院で順番に検査を受けても、すぐには臭いの原因が分からないかもしれません。
総合病院の内科を受診して、確かに臭いが感じられると認められたとします。
このとき、他の自覚症状を元に、特定部分にある程度めぼしをつけて検査することになります。
検査の結果で何かしらかの疾患が見つかったら、それに対する治療を行います。
しかし、その疾患が必ずしも臭いの原因になっているとは言えません。
治療後、体臭が改善されたかのチェックを行い、もし好転していなければ、また次の部分の検査と診断から始める必要があります。
臭いの原因が見つかるまで長丁場になる可能性もありますので、あまり気負いすぎないことが大切です。
場合によっては、精神的なケアを同時に行うことも視野にいれておくとよいでしょう。
4.「【気になる自分の体の臭いを知るための5つの検査方法】体の臭いを発生させる6つの原因を徹底解説!」まとめ
「【気になる自分の体の臭いを知るための5つの検査方法】体の臭いを発生させる6つの原因を徹底解説!」について解説してきました。
臭いを知る方法には、5つの検査方法がありますが、最終的には人の鼻にゆだねられている部分が大きいと言えます。
そのために情報を客観化することが難しく、精神的なものにまで発展してしまう要因になっています。
医療の現場において、口臭外来など、臭いに着目した治療は少しずつ増えてきてはいますが、まだまだ十分とは言えません。
一方、臭気判定士の資格者は、年々少数ではありますが、確実に増えてきています。
臭いのスペシャリストの人数が増えて定着すれば、臭い判定がもっと身近なものになるかもしれません。
最後におさらいとして、「【気になる自分の体の臭いを知るための5つの検査方法】体の臭いを発生させる6つの原因を徹底解説!」に要点をまとめてみます。
(1)複数の他人から指摘された場合
(2)特定の人からの指摘、または直接他人から指摘されていない場合
■本当に自分の体の臭いを知るための5つの調査方法
(1)体臭の自己診断(セルフチェック)
(2)家族に自分の体臭について聞く
(3)ニオイセンサーで調べる
(4)医療機関で確認する
(5)臭気判定士に確認してもらう
■嗅覚のリセット方法
【1】コーヒーの匂いを嗅いでリセット
【2】シャワーを浴びてリセット
【3】外の新鮮な空気を吸ってリセット
■体の臭いを発生させる6つの原因
(1)病気や体の不調によるもの
(2)体質によるもの
(3)汗腺機能の低下によるもの
(4)偏った食生活によるもの
(5)思い込みや心の不調によるもの
(6)因果関係がすぐには分からない場合もある
最後までお読みいただきありがとうございました!
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