このページは、「ビルベリーとブルーベリーの効果の違いを徹底解説!」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
ビルベリーは、ブルーベリーよりも多くのアントシアニンを含有していて、私たちの目の健康を守る効果があります。
欧州では、ビルベリーが医薬品として活用されていて、目の健康への効果が多いに注目されています。
では、「ビルベリーとブルーベリーの効果の違いを徹底解説!」について詳しく解説していきます。
1.そもそもビルベリーとは?
ビルベリーとは、北欧産野生種のブルーベリーの近縁種のことです。
ビルベリーは、ノルウェーやスウェーデン、フィンランドの森にて自生しています。
ビルベリーとブルーベリーは全く同じようなものであるので、どのような違いがあるのか気になる方が多いと思います。
しかし、大きく異なるのは、アントシアニンの含有量です。
ビルベリーは、白夜という北欧特有の時期を過ごすことになります。
白夜と夏期に起こる太陽が全く沈まない季節のことで、白夜の時期は一日中太陽の光が地上に注がれるため、ビルベリーは太陽の紫外線から実を守るために多くのアントシアニンを蓄えることができます。
アントシアニンとは、太陽の紫外線から実を守る抗酸化物質のことで、アントシアニンを蓄えることで植物は実を紫外線によるダメージから守っています。
そのため、白夜のように一日中紫外線にさらされている環境下で、育つビルベリーは通常のブルーベリーよりもアントシアニンを多く含有して育っています。
一般栽培種のブルーベリーよりもビルベリーは約4倍もアントシアニンを多く含まれていると考えられていて、抗酸化力が強い果実です。
>>>関連記事「ビルベリーは目の健康に効果があるのか?副作用はあるのか?」
2.ビルベリーの効果とは?
ビルベリーには、ブルーベリーの約4倍のアントシアニンが含有されています。
アントシアニンは、目から入ってきた光を感じ取るロドプシンという物質の再合成を助ける働きや、紫外線によるダメージから目を守る強い抗酸化作用があります。
目の健康に効果的なアントシアニンがブルーベリーよりも多く含まれるビルベリーは目の健康に有効です。
ビルベリーのアントシアニンによって、ロドプシンの再合成が上手く機能することで、読書やスマートフォン(スマホ)操作、パソコン(PC)作業による目の酷使によって、生まれる目の疲れや目のかすみ、視力の低下といった目の症状を予防したり改善したりすることができます。
ロドプシンの再合成が上手く働かないことは、視覚機能が低下することにつながるので、ロドプシンの再合成を促すアントシアニンを摂取することによって、目の視覚機能をサポートすることができます。
さらに、ビルベリーのアントシアニンには、強い抗酸化作用があるので、紫外線による活性酸素のダメージが影響する白内障や緑内障といった眼病の予防にも効果が期待できます。
アントシアニンを多く含むビルベリーは、目の病気の予防にも良いと考えられているので、多くのサプリメントでもブルーベリーに代わるものとして、ビルベリーが多く活用されるようになっています。
>>>関連記事「ロドプシンの目の役割とは?ロドプシンの再合成と暗順応の仕組みを徹底解説!」
3.ビルベリーが欧州では医薬品として活用されている理由!
日本では、ビルベリーやアントシアニンは医薬品として使われていません。
しかし、早くからビルベリーの研究を行ってきた欧州では、ビルベリーの医薬品が商品化されています。
ブルーベリーが目の健康に良いといわれているエピソードとして、良く知られているのが第二次世界大戦中のイギリス空軍パイロットの話があります。
ブルーベリージャムが好きで毎日大量のブルーベリージャムを食べていたパイロットが、夜間や明け方といった視界が悪い環境下でも、モノがはっきり見えていたという証言からブルーベリーが注目を集めるようにりました。
しかし、実は、イギリス空軍パイロットが食べていたブルーベリーとは、ビルベリーのことだったのです。
ブルーベリーは、北アメリカ原産ですが、ビルベリーは北欧原産です。
そのため、イギリス空軍パイロットが食べていたのは、厳密にはブルーベリージャムではなくビルベリージャムです。
欧州では、早くからビルベリーに関する研究が進んでいて、イタリアでビルベリーの目の疾患の治療薬が開発され1976年に承認されています。
現在でも、欧州ではビルベリーを活用していて、「血管障害」「糖尿病」「循環器病」などの医薬品や眼科で使用する医薬品の開発が行われています。
4.目の健康のためにビルベリーを効果的に摂取する方法は?
目の健康のためにビルベリーを摂取する方法は、サプリメントを活用することは効果的です。
ビルベリーのサプリメントを購入する場合は、価格で比較するのではなく含まれている成分を比較して、今の自分の状態と合わせることが重要です。
価格の安いビルベリーのサプリメントの場合は、アントシアニンやタンニンという有効成分の含有量が少ない場合もあり、効果が出にくいといったことも考えられます。
そのため、有効成分の含有量が多いサプリメントを選ぶことと、目の健康に良い他の成分が配合してあるサプリメントを選ぶことで、さらに効果をアップさせることができます。
それと、価格が高ければ効果が高いというわけでもありませんので、コストパフォーマンスのことも考えたサプリメントを選ぶことが大切になります。
また、ビルベリーのアントシアニン以外にも、目の健康に優れた成分もあるので、一緒に摂取することで、相乗効果を得ることができます。
>>>関連記事「ブルーベリーに含まれているアントシアニンはどんな効果があるのか?」
>>>関連記事「ルテインがどんな効果・効能をもたらすのか?副作用はあるのか?」
■目の健康に良い成分と該当する成分
目の健康に良い成分と該当する成分をまとめると、下記の表になります。
目の健康に良い成分 | 該当する成分 |
抗酸化力の高い成分 | ルテイン、アントシアニン(ポリフェノール)、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE |
見た光を視神経に伝える成分 | ブルーベリー、ビルベリー、マキベリー、ミネラル、亜鉛 |
目の周りの筋肉の疲労を和らげる成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、マキベリー、クロセチン、葉酸、β-カロテン |
紫外線・ブルーライトなどの有害な光から守る成分 | ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン |
目の血行を改善する成分 | DHA、EPA、ビタミンE、クロセチン |
目の老化防止する成分 | アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、マキベリー |
5.安全規格を取得しているサプリメントを選び方
毎日サプリメントを摂取し続けるためにも、安全性がしっかり守られているサプリメントを選ぶことが大切になります。
衛生管理や安全管理がしっかりしていない会社のサプリメントを摂取したくありませんよね。
安全のお墨付きがあるサプリメントを確認するには、3つの安全基準があります。
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
(1)有機JAS認証
有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用していないので、自然界の力で生産された食品にのみ付けられます。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査して、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
(2)GMP基準
医薬品の製造には、適正・製造規範の略で「GMP(Good Manufacturing Practice)」という制度があります。
原材料の受け入れ・製造・出荷のすべての家庭において、製品が「安全」で「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことになります。
(3)HACCP(ハサップ)
HACCPとは、食品の中に潜む危害要因を科学的に分析し、危害要因が除去、あるいは安全な範囲まで低減できる工程を常時管理して記録することになります。
継続的に安全確認をおこなう安全管理手法で極めて高い安全性を確保している証になります。
6.「ビルベリーとブルーベリーの効果の違いを徹底解説!」まとめ
「ビルベリーとブルーベリーの効果の違いを徹底解説!」について解説してきました。
最後におさらいとして、「ビルベリーとブルーベリーの効果の違いを徹底解説!」に要点をまとめてみます。
■アントシアニンは、目から入ってきた光を感じ取るロドプシンという物質の再合成を助ける働きや、紫外線によるダメージから目を守る強い抗酸化作用がある!
■ビルベリーが欧州では医薬品として活用されている!
■目の健康のためにビルベリーのアントシアニン配合のサプリメント選ぶときは、ルテインなどと一緒に摂取することで相乗効果が狙える!
■目の健康に良い成分と該当する成分
目の健康に良い成分 | 該当する成分 |
抗酸化力の高い成分 | ルテイン、アントシアニン(ポリフェノール)、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE |
見た光を視神経に伝える成分 | ブルーベリー、ビルベリー、マキベリー、ミネラル、亜鉛 |
目の周りの筋肉の疲労を和らげる成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、マキベリー、クロセチン、葉酸、β-カロテン |
紫外線・ブルーライトなどの有害な光から守る成分 | ルテイン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン |
目の血行を改善する成分 | DHA、EPA、ビタミンE、クロセチン |
目の老化防止する成分 | アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、マキベリー |
■3つの安全基準
(1)有機JAS認証
(2)GMP基準
(3)HACCP(ハサップ)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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