このページは、「腕の神経痛の原因と治療方法を徹底解説！」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
神経痛に悩まされている方の中でも症状が出やすい腕の神経痛があります。
腕が神経痛になると身体を動かしたり、人によっては、仕事や日常生活にも支障をきたしてしまうので、非常に厄介な部位です。
もし腕の神経痛が、何日も何か月も治らない場合は放置しておくのは危険です。
しっかり病院に行って治療をすることで、腕の神経痛の症状を改善したり、神経痛の症状の裏に潜んでいる病気を特定にもつながります。
では、腕の神経痛の原因や治療方法、何科にかかれば良いのかなどについて知っておくことが大切です。
腕の神経痛にまつわる気になる情報をまとめて解説していきます。
腕の神経痛に悩まされている方は参考にしていただいて、場合によっては直ぐに専門的な治療を受けることも視野に入れると良いでしょう。
では、「腕の神経痛の原因と治療方法を徹底解説！」について詳しく解説していきます。
１.腕の神経痛とは？
神経痛は、腹痛や頭痛、外傷による痛みとは異なり、針で刺されたり、電気が走ったりするような独特な痛みが特徴です。
あきらかにケガの原因が分かることの多い外傷などと違い、原因も分からず突発的に発生することもあるのが神経痛の嫌なところで、神経痛に慣れていない人にとっては、とても嫌な違和感だと思います。
そもそも原因も分からず突発的に発生する痛みが神経痛なのかどうかを判断するのも、慣れていない人にとっては難しいと思います。
２.筋肉痛と神経痛の違いは？
特に腕の神経痛の場合は、「ちょっとした筋肉痛かな？」「腕が疲れているだけかな？」「変な姿勢をとってたせいかな？」と思い当たる要因がなくもないという状況になりがちなのも厄介なところで、腕の神経痛の症状を見逃してしまうことも少なくありません。
すぐに腕の痛みの症状がおさまるようであればともかく、何日も何か月も長引く違和感は神経から来ているものかもしれません。
筋肉痛と神経痛の一番の違いは、痛みが継続する期間です。
筋肉痛は、筋肉の使用や負荷をかけることによっておこるものですから、継続的にトレーニングや肉体労働でもしない限りは痛みが続くことはありません。
大抵の場合は、長くても2~3日で元に戻ります。
また、神経痛は痛む箇所がぼんやりとしているのも特徴です。
筋肉痛は、局所的に負荷のかかった部位のみに痛みが現れます。
しかし、神経痛は傷んでいる神経のラインを中心にじんわりと広がるような痛み方をすることが多いのです。
神経痛は、痛み以外にもしびれが現れたり、力が入りづらくなったりすることもあり、筋肉痛が起こることの少ない変な部位に症状が現れたりするのも特徴です。
いずれにせよ身に覚えのない部分に痛みが継続的に感じられる場合は、神経痛の可能性があります。
３.腕の神経痛の原因とは？
腕の神経痛は、どうして起こるのでしょうか？
多くの場合、腕の神経痛は、首や肩から腕にかけてのいずれかに神経を圧迫したり刺激したりする要因があると考えられています。
意外なのが首にかけての負担で、頚椎症や頚椎ヘルニアといった首の症状が首から腕にかけての神経を圧迫し症状を現すことがあります。
腕に限らず指先のしびれや痛みに対しても、実は原因が首にあったということも少なくなく、首は腕や手先にかけてにも影響を与える部分であることが分かります。
テニスや野球といった投球動作を行うスポーツを行なっている人は、テニス肘などとも呼ばれる神経痛を引き起こすことがあります。
このように、日頃の生活・運動・姿勢・持病などが原因で、腕の神経に負担がかかり、腕に神経痛が発生している例はとても多いのです。
基本的には、軽度の神経痛であれば支障が現れるようなものではありませんが、長期間放置すると悪化してしびれや痛みが悪化する場合もあります。
神経に負担をかけ続けると、いつまでたっても治らない可能性があります。
神経痛が頻繁に起こるような場合は、専門医に相談して、原因の特定やリハビリをするようにすることで症状が改善される可能性もあります。
４.腕の神経痛が重大な病気の症状になりえるのか？
たかが神経痛とあなどってはいけません。
一見、神経痛のように感じていた腕の痛みが実は重大な病気の症状だったということも考えられます。
腕の違和感が続く場合は、原因を特定することが大切になるといえます。
腕の神経痛が重大な病気の症状となりえる2つの病気が考えられます。
(１)心臓病
(２)糖尿病
(１)心臓病
一見なんの関係も無いように思える心臓と腕の痛みです。
しかし、心臓に問題があると胸や背中にかけての違和感や、動悸・息切れ・めまいといった症状に加えて、特に左腕に異常が現れることがあります。
左腕の痛みが心臓病と必ずしも無関係ではないということは覚えておきましょう。
(２)糖尿病
糖尿病になって高血糖の症状が続くと神経障害が起こります。
特に長期に渡って糖尿病を患っている人に現れがちな症状で、腕よりも足の方が症状が現れやすいと言われているので、足のしびれをきっかけに糖尿病を発見するということは少なくありません。
しかし、糖尿病の症状として腕のしびれや痛みが現れることがあることを覚えておきましょう。
５.腕の神経痛は何科を受診しに行ったら良いのか？
腕の神経痛がなかなか良くならない時は、一度病院でしっかり診てもらうことが大切です。
では、腕の神経痛では何科を受診したら良いのでしょうか？
一般的には、整形外科が最も適していると考えられます。
神経痛であることが間違いないのであれば、神経科も選択肢として入ってくるでしょう。
また、心臓病や糖尿病が疑われる場合もありますが、あくまでも腕の神経痛が気になるという意味でしたら、整形外科で診察してもらうのが基本です。
腕の神経痛以外には、心臓病や糖尿病を疑う異変がある場合は、より精密な検査ができる大学病院や医療設備が整っている病院も視野に入れておく必要があります。
６.腕の神経痛の治療方法とは？
腕の神経痛は、どのような治療方法が選択されるのでしょうか？
腕の神経痛において、最も多い上腕神経痛は、神経のダメージを受けている部分によっても障害が現れる場所が異なってきます。
そのため、まずはどの部分が圧迫されたり傷んでいるのかを把握して、頸部のヘルニアのような重大な障害がある場合は手術も視野に入れて治療していきます。
また、脳や心臓といった部分の異変がないかどうかも併せて検査することもあります。
このようにして原因を特定していきますが、症状が軽度の場合は、薬物治療やリハビリで経過を見ることも考えられます。
日常生活に支障が現れない程度の状態まで、回復できれば良いのですが、なかなか症状が良くならない場合は、神経ブロック注射などで神経に直接アプローチするような治療方法もあります。
神経痛は、身体が冷えたりすることで悪化することもあるので、血流の改善や代謝の改善を目的に栄養バランスの良い食生活を推奨されたり、ビタミン剤などが投与されることもあります。
身体の柔軟性を高める意味でもストレッチを取り入れられたりもしていますが、運動の取り入れ方は指導医のもとで慎重に行うようにして、症状を悪化させるように注意する必要があります。
７.腕の神経痛に悩まされている方は早期治療が大切！
腕周りの神経痛は、非常に気分の悪いものです。
「ジンジン」「ヒリヒリ」とした痛みが比較的長い間続くので、いつ痛みが取れるのか不安になることもあります。
特に寒い時期は、血行が悪くなると痛みが増して、日常生活にも支障が現れることも少なくありません。
もし、腕の神経痛に悩まされている方がいれば、悩んでいる間に一度しっかりと病院で検査を受けることが腕の神経痛の改善の第一歩になります。
レントゲンやエコー検査などで、その日のうちに原因が特定できることも少なくなく、状況に合わせた治療を早めに提案してもらえれば、痛みに苦しむ日も少なくて済むかもしれません。
自分の身体を守れるのは自分だけなので、早期発見と早期治療を心がけることが大切です。
腕の痛みが悪化すると日常生活にも不便を感じるようになるかもしれませんので、なるべく早い段階でしっかり治療しましょう。
８.「腕の神経痛の原因と治療方法を徹底解説！」まとめ
「腕の神経痛の原因と治療方法を徹底解説！」について解説してきました。
最後におさらいとして、「腕の神経痛の原因と治療方法を徹底解説！」に要点をまとめてみます。
■筋肉痛と神経痛の一番の違いは、痛みが継続する期間です。
・筋肉痛は、長くても2~3日で元に戻ります。
・神経痛は、何日も何ヶ月も続いている。
■腕の神経痛は、首や肩から腕にかけてのいずれかに神経を圧迫したり刺激したりする要因。
■腕の神経痛が重大な病気
(１)心臓病
(２)糖尿病
■腕の神経痛の診察は、一般的の場合は「整形外科」で、神経痛であることが間違いない場合は「神経科」。
■腕の神経痛の症状が軽度の場合は、薬物治療やリハビリで経過を見て、なかなか症状が良くならない場合は、神経ブロック注射の治療を行う！
■腕の神経痛に悩まされている方は早期治療が大切！
最後までお読みいただきありがとうございました！
